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転生とらぶる
ペルソナ3
1973話
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から招待されたのも、恐らくその辺りが関係してるんだろうし。
 もっとも、その一件で武治はまだここに来ておらず、俺と美鶴は2人で高級料亭の和食をしっかりと味わう事が出来ていたのだが。
 桐条グループの仕事というのは、かなり忙しい事の証だろう。

「……そう言えば、死神はどうした? 最近遭遇したという話を聞かないが?」
「そうだな。最近は全く遭遇していない。死神が何を考えているのかは、俺にも分からないが……倒しても、どうせ意味はなさそうなんだよな。正確には殺しきれない、と表現するべきか」

 実際、以前の戦いで大きなダメージを与えた事も何度かあったが、結局次に出てきた時は完全に回復していたし。
 完全に殺せれば話は別なんだろうが。
 ……鬼眼でも使ってみるか?
 あれは効果がランダムだから、場合によっては即死の効果とか、そういうのが出る可能性もある。
 もしくは、回復阻害とか、石化とか……魅了とか出たら、どうなるのやら。
 死神にアプローチされても、ちょっと応えるのは無理だぞ。
 そもそも、あの死神は顔からして妙な仮面を被ってるし。……実は、あの仮面を取れば美形だったりするのか?
 そんな風に思わないでもないが、それを確認したいかと言われれば、答えは否だ。

「美鶴の方は、夏休みに入ってからどうなんだ? タルタロスにも結構挑んでいるようだけど」
「ふむ。タルタロスの方は順調だな。学校の方も問題はない。ただ……」

 言葉を濁すのは、やはり桐条グループの方が問題だからだろう。
 幾月が怪しいと、そう思うんだがな。
 ただ、それはあくまでも俺の予想であって、実際にそうなのかどうかは分からない。
 もしかしたら……本当にもしかしたらだが、実は幾月は良い奴って可能性も限りなく小さいが、可能性はあるのだから。

「桐条グループの件も分かるが、美鶴は高3だろ? それこそ、進路の事で忙しいんじゃないか?」
「進路、か。私は特に問題はないさ」

 さらりとそう告げる美鶴だったが、成績は常に1位の美鶴だ。
 受験勉強の類も特にする必要はないのかもしれないな。
 だが……そんな俺の予想を覆すかのような事を、美鶴は口にする。

「私は高校を卒業したら、そのまま桐条グループの経営に関わるつもりだ」
「……また、何でだ? 今の状況で美鶴が桐条グループの運営に関わる必要はないだろう?」

 例えは悪いが、武治が死んでいたりすれば、美鶴が桐条グループの経営に関わってもおかしくはない。
 だが、その武治は今はまだ元気だ。
 とてもではないが、美鶴が急いで桐条グループの経営に関わらなければならないとは思えないのだ。

「お父様が総帥を継いでから……そして何より、今年に入ってからシャドウの活動が活発になり、お父様にとってか
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