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とあるの世界で何をするのか
第四十九話  安くったって良いじゃない、水着回なんだから
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をしようと思ったのだろうか。まあ、漁船っぽい船なので水着で居ることを除けばある意味自然体と言えなくもないのだろう。

「どうです? 見事な鰹!」

「残念! それは縞鰹(スマガツオ)ですね」

 婚后さんが獲物を自慢した所で、初春さんがツッコミを入れる。

「えぇ!?」

「いや、ツッコむ所そこじゃ無いだろ」

 驚いている婚后さんをよそ目に、佐天さんは初春さんにツッコミを入れている。

「西日本では(ヤイト)とも呼ばれる高級魚なんですよ」

 初春さんはそのまま説明を続けるが、よく知ってるねと感心してしまう。

「あらよっと!」

「太刀魚です。名前の由来は太刀に似ているからとも、縦になって泳いでるんで立ち(うお)から来てるとも言われてます」

 婚后さんがまた釣り上げた魚を初春さんが解説する。太刀魚に関しては俺も知っていたので恐らく初春さんの解説は間違ってないのだろう。

「とぉーりゃーっ!」

「鯛ですね。めでたい、なんちって」

 またもや婚后さんが釣り上げた魚を初春さんが解説する……のかと思ったら、思い切りだじゃれに走っていた。

「ほいさっ!」

「マンボウです。ウーッ、マンボッ!」

 更に婚后さんが釣り上げると初春さんのだじゃれが入る。ってか、これ深海魚だよね!?

「らっせーらっ!」

白長須鯨(シロナガスクジラ)です。魚ではありません、ほ乳類です。そして世界最大の動物ですね」

 次に婚后さんが釣り上げた魚……ではなかった、鯨に初春さんが解説する。今回はまともな解説だけど……。

「ってか、どうやって釣り上げたの……」

 御坂さんが力無いツッコミを入れる。確かにそのツッコミも間違ってないし俺もそう思うけど、それ以前にこのサイズの船に乗っけて沈んでない方がおかしいと思う。

「うぉーっしゃー!」

「ジンベエザメですね。こちらはちゃんと魚類で、魚類の中では最大になります」

「だから、どうやって釣り上げたの……」

 また婚后さんが釣り上げて初春さんが解説し、御坂さんが同じツッコミを入れる。ってか、アニメの時ってこんな展開だったっけ?

「おぉーっほっほっほっほっ!」

「デンキウナギですね。名前にウナギと付いていますがウナギとは別物です。御坂さんの親戚筋に当たります」

「当たらないわよ!!」

「うぎゃーっ!!」

 何だか釣り上げる時のかけ声がおかしいけど、また婚后さんが釣った魚を初春さんが解説し、発電能力に引っかけたのか御坂さんとつなげて解説し、何故か婚后さんが電撃を喰らっていた。ってか、あれは御坂さんの電撃ではなく、デンキウナギの電気みたいだ。なお、デンキウナギはデンキウナギ目デンキウナギ科であり、普
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