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とあるの世界で何をするのか
第四十九話  安くったって良いじゃない、水着回なんだから
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、この展開はやっぱり驚く。どう見ても吹雪の雪山なのだから仕方が無い。

「景色が変わると、それに併せて気温も変わるみたいですね」

「って、そこまでやる必要ある!?」

 初春さんの推測に御坂さんがツッコむが、そもそも気温まで変化させなかったとしても、猛吹雪の雪山で水着の撮影をする意味が分からない。

「こんな所で自然体って言われても……」

「いや、この寒さなんだから水着でガタガタ震えてるのは自然だと思うよ。ってか、あれはあれで明らかに不自然でしょ」

 湾内さんの弱音に俺が応えて婚后さんの方を指さす。寒い所で震えるのは当たり前なんだから仕方ない。ってか、本当に寒い! そして、俺が指さした婚后さんの方はと言うと……。

「おほほほほほ……(わたくし)はモデル、何時いかなるオーダーもきっちりこなしてみせますわ……ふぁっ、ふぁっくしょん!!」

 雪の上に寝そべってポーズを取っていた。見ているだけでも寒そうなのでやめて欲しい所だ。

「無理するからですわ……は?」

 白井さんが悪態をついた所でまたも景色が切り替わる。いいかげん急に切り替えるのはやめて貰いたい。しかも、この度のシチュエーションは灼熱の砂漠である。

「え? あっつーっ!!」

「って、これは熱すぎっ!」

 そのまま砂の上で寝そべった状態になっていた婚后さんが飛び上がり、御坂さんがこの温度にツッコミを入れる。

「焼けますね……」

「何でこんな極端な……」

「こんな状況の写真って何に使うの……」

 暑さにダレながら柵川中学の三人で愚痴を言う。

「水、水っ!!」

 暑さに飛び跳ねてた婚后さんが叫んだ所で、またもや場面が切り替わる。

『うわーっ!』

 今度は大荒れの海に漁船っぽい船というシチュエーションである。何故か雨まで降っているので嵐の中の漁船と言った所だろうか。どう考えても水着で居るようなシチュエーションでは無いと思う。ただ、船の形は漁船っぽいのだが、船の甲板には何も置いてないので何とも言いがたい。本当に漁船だったら生け簀の蓋だったり、網を引き上げるための機械だったり、網そのものだったりが甲板の上に有るはずである。

「って、水多すぎっ!」

「だから何でこんな極端なっ!」

 御坂さんはツッコみ所が変わっただけで、砂漠の時と同じようにツッコんでるし、佐天さんも砂漠の時と同じ事を言っている。

「何でしょう、この装飾過剰な船は」

 湾内さんが言うのでもう一度確認しておくが、本物の漁船なら甲板はこんなにすっきりしていないはずである。

「うぉーっ、どっせーい!」

 船首付近に居た婚后さんが何故か大物を釣り上げる。アニメで見てたので知っては居るが、婚后さんは何故釣り
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