16 お披露目
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座っていた。
_「オ〜ゥ、コイツが噂の零杏チュワ〜ン?
中々の別嬪じゃねェ〜かァ〜。
真選組の紅一点だなァ〜。」
長官と目を合わせ、その正面に正座して、手を畳につけて、言う。
_「お初にお目にかかります、久坂零杏と申します。
ふつつか者ではございますが、これからどうぞ、よろしくお願い致しまする。」
と、そのまま頭を下げた。
流れるようにできたのは、きっと日舞のおかげだ。
私のそんな姿にビックリしたのか、しばらく長官は固まっていたが、やっと冷静を取り戻して口を開いた。
_「そ〜ゥか〜ィ。そりゃァ〜零杏チュワ〜ンはとっても素敵な女性だねェ〜。」
_「ありがとうございます。:)」
鼻血出してたのは、見なかったことにしよう。笑
やっと解放されたのが、約一時間後だった。
沖田隊長と一緒に部屋に戻ろうとしていると、
ふと話し声が聞こえてきた。
_ 「聞いたか?近々”あの人”が仕事を終え江戸に戻ってくるらしいよ。」
_ 「先生だろ?荷物の方が先に届いてるよ。」
_ 「あの人が仕入れた新型武器…
なんか、上物の刀剣とかも手に入れてきたらしくて、上の連中が取り合ってる、って話だ。」
_ 「いいなぁ〜…オレも欲しいなぁ、おニューの刀…」
_ アハッアハッアハン)
_「あ、山崎さん…あ!
ひょっとしてその刀は…長船マークU!
スッゲェ、ブランド物だ!
カッケェー!!!」
なんだ、山崎先輩か。
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