ペルソナ3
1972話
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や、かなり呆れたようにゆかりが俺の方を見てそう言ってくる。
まぁ、それは否定しない。
ホワイトスターはシャドウミラーの本拠地として存在しているが、シャドウミラーの中には色々と悪ふざけする奴も多いからな。、
特に技術班にその辺りの連中が集まっているが、それ以外にも悪ふざけするような奴はいる。
ムウとか、ムウとか、ムウとか。……それと、ムウとか。
ああ、それとアウル辺りも忘れてはいけないな。
何しろ、ムウは様々な世界で有名になっているだけあって、その知名度はシャドウミラーの中でもかなり高い。
エンデュミオンの鷹、ムウ・ラ・フラガと言えば、多くの世界で英雄的な扱いがされる事が多いのだから。
うん、まぁ……俺は関係ないけどな。ムウの名前が広がったのは、あくまでもムウの戦闘技量によるものであり、アクセル・アルマーという名前の人物は関係ない筈だ。
「ちょっと、急に落ち込んだ様子を見せて、どうしたの?」
「いや、俺の仲間のムウ・ラ・フラガって奴の事を思い出したんだよ」
「今の流れで名前が出てくるってのは、ちょっとどんな人なのか気になるわね」
「一応既婚者だぞ。……ハイエルフからもアタックされてるらしいけど」
「ハイエルフ? それって、ファンタジーに出てくる?」
「そうだ。前に言っただろ? 色々な世界に行ってるって。その世界のなかの1つが、いわゆるファンタジー系の世界だった訳だ」
……正確には門世界に関しては、俺達から行ったのではなく向こうからやって来た世界だ。
おまけに、その事によりホワイトスターにも大きな被害すら出た。
当然その報復として、攻めてきた国は滅ぼしたが。
あの一件は、シャドウミラーとして活動している上で最悪に近い思い出の1つなのは間違いない。
だが、今の状況でわざわざゆかりにその辺を話す必要もないだろう。
そもそも、門世界と繋がっていた門は今では消滅して、既に門世界に行く事は出来ないのだから。
「そのファンタジー系の世界に住んでいたエルフ族、ハイエルフや普通のエルフ、ダークエルフなんかが色々とあってホワイトスターに移住してきたんだよ。で、その中……ハイエルフの中でも有力な人物の1人から、そのムウって奴は言い寄られている訳だ。ああ、言っておくけど、俺の例を見れば分かるように、シャドウミラーは別に重婚禁止って訳じゃないから、ムウがそのつもりならそのハイエルフと結婚出来るぞ」
こういうのにつきものの寿命の問題に関しても、シャドウミラーに所属している以上は問題ないし。
「へ、へぇ。その、興味はないけど……本当に興味ないんだけど、一応聞いておくわね。アクセルもその、エルフとそういう関係になりたいって気持ちはあるの?」
視線を逸らしつつ、自分は全く気にしていない。それ
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