Knight's & Magic & Carrier 4
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んですよ。でも、いつかそれに慣れるかもしれない。それを避けるために友好国に刺激が貰いたいんですよ」
「仲の良い親子であろうと時には殺し合いになるが」
「その時は存分に殺し合いましょう。遺恨を残さないぐらいド派手に」
「まあ、私が王位に就いている間はそんなことはさせませんが」
ドレスから騎士服へと着替えたエレオノーラがやってきて話に加わる。
「手合わせ、願えるかしら」
「どれ位で?」
「ある程度本気で」
「ダーヴィド、離れてろ」
傍にあった幻晶甲冑用の大型スパナを生身で構える。勝負は一瞬で着いた。エレオノーラの剣をスパナの口で受けて、そのまま巻き込んで叩き折る。
「物作りの達人は物を壊す達人でもありましたか」
「そういうことです。実戦ならまだ戦えるでしょうけど、手合わせならここまでです」
「ですね。技量がずば抜けているのも分かりました」
「一応、騎士の端くれですから」
忘れがちになっているが、これでも学園では勉学も実戦も主席だったのだ。エルと同じで生活態度が原因で主席にはなれなかったがな。
「さてと、とりあえずファルセイバーの方で相談があるのですが」
「どうかしましたか?」
「機能拡張後に一人では操作が覚束ないと思われるので複座型に改造します。そのパートナーと座席の調整を行いたいのです」
「操縦系統はどのようになりますか?」
「基本的に主騎操士は従来と変わりません。副騎操士に飛行と火器管制の大半を任せるといった形になると思います」
「これからの事を考えると副騎操士はイサドラに頼むしかないですね。ただ、合わせられるかしら?」
「出来るだけ簡易に操作できるようにします。あとは、慣れとしか。一人で操縦しようとするとレバーは3倍、計器類は4倍になりますけど。しかも細かい操作が必要になります」
「イサドラに任せましょう。魔力を何処に送るかなどを操作するのでしょう。それを戦闘を熟しながらはさすがに辛いものがあります」
「でしょうね。複座にするのはこれで確定ですが、席はどのように配置しましょうか?」
「どのよう、ああ、なるほど。後ろ、いえ、前下方でお願いします」
「分かりました。そのように仕上げます。ダーヴィド、聞いてのとおりだ」
「いや、聞いてのとおりと言われてもだな、どうやれば良いんだよ?」
「操縦席を広めにとって、今あるシートを後ろの高い位置に付けなおして、別のシートを前の低い所に付けろ。前の席には後から計器類やレバーを増設するってことを念頭に置いておけ」
「おう、了解した」
「では、操縦席の改造が済み次第座席調整をいたしますのでご協力を」
「
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