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Knight's & Magic & Carrier 4
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クトでも作るか?」

「微妙に作るのが難しそうなのをチョイスしますね」

「まあ、さすがに見た目だけで限界だろうがな。だが本当に何を作ろうか」

「とりあえず今ある技術の習熟が先では?それからでも遅くはないでしょう?」

「そうするしかないか」

エーテルの濃度を下げて高度を落としてからエルと二人でロープを伝ってヴィンゴールヴに戻る。

「ダーヴィド、ファルセイバーの操縦席を複座に変更するぞ!!」

「なんだって急に複座に変更するんだ」

「飛空船の技術は大まかに分かった。グリッターパーツにその技術を組み込む。副騎操士にそれを扱わせる」

「はぁ!?そんな無茶苦茶なことをするのかよ!!」

「それほど無茶でもないだろう。ツェンドルブと同じだ」

「だが、クシェペルカの国王機になるんだろう?」

「ファルセイバーではただの特機だ。グリッターパーツを装備したグリッターファルセイバーが国王機となる。新技術に特殊技術もふんだんに乗せまくる。王女殿下の許可も取ってある。おっと、その王女殿下は?」

「若旦那の叔母上とその娘が王女様を止めようとしてるんだがな。蝶よ花よと育てられてたんじゃなかったのかよ?若旦那でも止めれそうにない。と言うか、若旦那よりも騎士が似合ってるんだが」

「若旦那はどっちかと言えば山賊とかの方が似合ってるからな」

「誰が山賊のほうが似合ってるだって?」

いつの間にかボロボロの若旦那がやってきていた。どうやら王女殿下に負けたのだろう。

「若旦那、鏡を見て言って下さいよ。王女殿下と若旦那、どっちが騎士かと問われると王女殿下一択ですよ」

「……まあ、そうなるか」

「それで、説得はできなかったんでしょう?クシェペルカの新型国王機ファルセイバーは現在調整中です。現在でも通常戦闘でグルンガストに少し劣る程度の戦闘力はあります。なのでツールボックスで新技術の実証をしてどんどんバージョンアップさせます。最終的には国王機に相応しい性能にはなるかと」

「お前、そんなものを作ってどうするつもりだ?」

「これ以上、背中を気にして前に進めないなんて言う状況は勘弁してもらいたいので。西側で筆頭になってもらいます。王女殿下もそれを望んでおられる」

「それがオレ達に向けられたらどうする」

「通常の騎士団に配備されているカルディトーレと銀凰騎士団で運用しているカルディトーレは別物ですよ。常に先を走り続ける。それには後ろを追ってくる者が複数必要なんですよ。あの飛空船を作った者のように、別の道を爆走するのでも良い。競争することで技術は発展していくんですから。幻晶騎士の発展が遅かったのは、それが原因です。今は、オレとエルが同じようで別の道を走ってお互いを刺激しあっているから速い
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