Knight's & Magic & Carrier 4
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やるといい。代わりにオレ達の情報は本隊に一切届かないことになるがな」
交渉はそこで終わり、船からも人員が全員降りたと宣言したので幻晶甲冑を纏った制圧部隊を送り込む。拘束したそれらを突き落とさせ、地面に赤い染みができる。それらを無視して飛行空母を牽引しながらフェルナンド大公領を目指す。
意外なことに黒騎士から新技術が発掘された。テレスターレを正確に模倣して重量機として仕上げただけだと思っていたのだが、こいつは儲けものだな。ほうほう、リミッター解除みたいな物か。魔力転換炉にダメージを入れてでも緊急時には使えるか。合理的だな。魔力転換炉を1基潰してでもデータを取るか。調整してやれば魔力転換炉を消耗させずに魔力生成効率が上げられる。それにしてもよく考えたものだな。オレとエルのように魔力転換炉を好きなだけ潰せる環境ではないというのに。
いや、侵略した相手から奪えば良いのか。そうすればこちら側を全て統一すれば最終的には余るようになると考えたか。馬鹿は馬鹿なりに考えたようだが、それはタコが自分の足を食う行為だぞ。ジャロウデクは人類にとっての害悪になる存在だったか。容赦をする必要はなくなったな。
そして航空母艦の方の解析だが、色々なことが判明している。
「ほうほう、エーテルが高密度になると浮揚力場が発生するのか。それを調整して高度を調整し、魔導兵装で風を起こしてそれを帆に受けて推力を得ているのか。まさかエーテルにそんな性質があるとは思わなかったな。これを複数積んで船体をすっぽりと浮揚力場で包めば良いのか」
「意外と簡単ですね。高密度のエーテルの生成のための元素供給機もありますし、コピーもそこまで問題ないでしょうから、あとは限界実験だけ行えば問題なしですね」
「出来れば緊急展開滑空翼に仕込みたいな。ツールボックスが完全にランスロット・エアキャバルリーみたいになってるから、この際そっちの方に持っていくわ。ランドスピナーの代わりにキャタピラ装備だけどな」
「三次元機動は出来ないですからそれでいいと思いますよ」
「それが終わったらグリッターパーツにも仕込まないと。楽曲術式も新しいのを積まないといけないし。ああ、その前に座席調整と操縦のレクチャーもしないと。やることが多い、影分身の術とか出来ないかな」
「僕もイカルガに搭載したいですが、拡張性がないので外部パーツを組み込む形になるでしょう。となると新造することになって、設計からしないといけないですから。う〜ん、この戦争中は無理そうですね。後発組として安定性が高い技術を突っ込むことにしましょう。今でもイカルガは十分に強いですから」
「けっ、こっちはまた専用機として組んでたファルセイバーを売り払う羽目になったってのに。次は何を作るかな。ゴエモンインパ
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