Knight's & Magic & Carrier 4
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って良いのかしら?こうコロネパンを頭に乗せているというか、こう悪徳系のデブの髪の量が少ない奴がしているような髪型が一番近いかしら。サイドは剃り上げてるわ」
想像してみて確かに変な髪型が出来上がった。
「確かに変な髪型ですね」
「伝統的なものだったら亡命するぐらいには変な髪型だな」
ゆっくりとティータイムに移ろうとしたところでサイレンが鳴り響く。
『後方上空に艦が浮かんでいます!!』
「エル、お前は控えて騎士団を出せ!!何としてでも鹵獲するぞ!!」
「トールはどうするんですか」
「艦の指揮を執る!!」
「私も指揮を見させてもらっても?」
「時間が勿体無いので許可します。失礼!!」
エレオノーラ様を横抱きにして貴賓室から飛び出す。艦橋前でエレオノーラ様を降ろしてから艦橋に入る。
「状況報告」
「間もなく視認距離に入るそうです」
「何としてでも鹵獲する。逃げられても困るから指揮はオレが取る。全艦戦闘態勢、第1第2中隊出撃用意。特機は待機させろ。ガンタンク部隊も立ち上げろ、対空警戒。目的は敵の鹵獲だ。空を飛ぶ船はエルとイカルガが鹵獲する。敵幻晶騎士は破壊して構わん。残骸で十分だ」
「敵を捉えました。モニターに写します」
モニターに映し出された敵の飛行空母は、本当に帆船を空に浮かべたようなデザインをしていた。大砲の代わりに投石機を装備し、艦首には幻晶騎士の上半身が生えている。エルに通信を繋ぎ情報を伝える。
「艦首に付いている幻晶騎士が本体だろうな。後部に推進機関があるはずだ。ライフルと爆雷を持っていけ。銃装剣は威力が高すぎる」
『了解です。出来るだけ原型を留めて鹵獲しますね』
「浮かしている部分さえ残っていれば構わん。対空防御!!防御態勢!!」
エルに指示を出している途中で敵の投石機が起動するのを確認してガンタンク部隊への迎撃指示と皮膚強化の術式を強化させる。投石機から放たれた礫の殆どは機銃代わりのガンタンク部隊が撃ち落とし、残りの破片の様な物は強化した装甲で弾き、被害は出ない。
投石機で攻撃してきた飛行空母はそのままムスペルを追い越し、ある程度離れた所で反転しながら船底を開放して、そこから重装甲の幻晶騎士を6機、鎖で吊るして着陸させる。
「なるほど。中々考えてる。今までの常識を覆す運用だが、残念だったな」
ヴィンゴールヴから飛び出したイカルガがライフルを連射して飛行空母の艦首に添えつけられていた幻晶騎士を撃ち抜き、そのまま牽引用のワイヤーを持ってマギスラスタジェットで飛行空母に取り付いた。さらに重装甲とは言え6機ではヴィンゴールヴから飛び出していく新型魔力転換炉を搭載し、個々人に合わせてカスタマイズされた20機のカルディトーレとそ
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