Knight's & Magic & Carrier 4
[5/14]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
の叔母達をヴィンゴールヴへと案内し、今はオレとエルと姫様だけで一応用意していた貴賓室にいる。
「改めて自己紹介をいたしましょう。私はエレオノーラ・ミランダ・クシェペルカ。王位継承権第1位となってしまいました。ですが、今のクシェペルカのレスヴァントでは敵の黒騎士には勝てません。更に言えば、飛行空母も厄介です。どうにかする手はありますか?」
「銀凰騎士団団長のエルネスティ・エチェバルリアです。最終的に戦況をひっくり返すことは可能です。ですが、それまでにかかる時間と被害、国力の低下なんかを抑えるには強権が必要になってきます」
「銀凰騎士団副団長トルティオネス・グラエンドです。姫様が即位され、ある程度の戦力をまとめた上で一度押し返せば戦況は一気にひっくり返せます。最悪、我ら銀凰騎士団を使って電撃戦を行えばすぐにでも。しかし、それでは」
「売国奴と罵られますか」
「なのでフェルナンド大公領に到着次第、こちらから技術供与いたしますので、時間の許す限りレスヴァントを改良します。そのための資材と機材は用意してありますし、銀凰騎士団を使って北方、南方にも技術供与を致します。さらに遅滞戦術も取ります」
「それで勝てますか」
「こちらには戦闘が可能な特機が4機ありますし、敵の技術のオリジナルは我々の物です。それを数年がかりで再現したのに対し、こちらは更に突き進んでいます。問題は敵の数です。戦争はある程度の質と数で決まるんです」
「数だけなのでは?」
「竹槍で戦車を倒せるわけ無いでしょう?まあ、こっちの世界だとやれないこともないですけど」
「それもそうね。報酬は全部ツケになるけど、大丈夫かしら」
「我々が撃破した残骸から魔力転換炉を頂けるなら販売は友好国価格で利益率1割でツケは幾らでも無担保で年利は6分までいきましょう」
「飛行空母の技術も取れたなら売って頂けるかしら」
「売りましょう」
「契約成立ね。書面なんかは後でまとめさせましょう。と言うわけで、堅い話はここまで。私以外にも同類がいて本当に助かったわ。王族っていうのは不自由と同義語に近いから、ストレスが酷くて。猫を被った所為で箱入り娘に育てられちゃって暇に殺されそうだったわ。それでも、今回の件は効いたわ」
「「お悔やみ申し上げます」」
「ええ、ありがとう。でも落ち込んでばかりもいられないわ。クシェペルカは何としても復興させるし、ジャロウデクは、特にクリストバルは私の手で殺す!!お父様達の敵でもあるけど、それ以上にあんな変な髪型の男に貞操を奪われてたまるものですか!!」
ああ、そう言えば女性だとそっちの危険があったか。男でもそっちの趣味のやつに襲われる危険があるから忘れていた。
「ちなみに変な髪型って?」
「なんと言
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ