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Knight's & Magic & Carrier 4
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エドガーとディーは北、特機勢が南を目指す。必要な物は全部こちらで用意しておいた。そのリスト以外で何か欲しい物はあるか?」

クシェペルカ再興のためにエレオノーラ殿下が陛下になることを決意され、そのためにジャロウデク侵攻軍をどうにかする必要があるのだが、予想よりも北方領と南方領が押されている。いや、保っている方か。それでも少しまずい状態にまで押されているために一当てして戦力を削る必要が出てきたのだ。

「ムスペルは回してもらえるんだね。ヴィンゴールヴはどうするんだい?」

「今回は速度が必要だからな。置いていく」

「そちらはツェンドリンブルが2機と強襲型ガンタンクが3機、それに荷車だけか。大丈夫なのか」

「そこにイカルガとグルンガストと強襲仕様のツールボックスとファルセイバーが加わるんだぞ。過剰戦力だって。魔力転換炉の数だけで言えば特機だけで1個中隊もあるんだぞ。ああ、残りの第3中隊は大回りで北部と南部に城塞パーツの設計図を運んでもらう手はずになっている」

「そうか。となるとムスペルが使えるのはありがたいな。ガンタンクを戦力にしても良いんだな?」

「クシェペルカにはドッグがない。本格的な整備ができない以上、ムスペルへの被弾は出来る限り避けてくれ。それを念頭に置いた上で引き抜くのは構わない。それとダインスレイヴは今回は使用禁止だ。反攻作戦時までは伏せておきたい」

「分かった。なら、試作ライフルをありったけ借りていくぞ。予備の弾倉も」

「新型の爆雷も試してきてくれるとありがたい。黒騎士の装甲を抜くには一工夫が必要になってくると思う。余裕があれば検証してきてくれ」

「余裕があればって、一方面軍を相手に余裕なんてあると思うのかい?」

「うん?結構余裕だが。ツールボックスの強襲仕様の武装の7割は試作兵器だし、ファルセイバーに至っては王女殿下共々初陣だ。それでも余裕だと言い切ろう。それだけの化物をオレ達は使っている。追撃にあった時にお前たちもそれを感じたはずだ。油断して良いわけではないが、余裕はある。少し、オレやエルから離れて現実を見て来い。この戦争が終わった後は国内の騎士団との合同演習なんかも入れてやる」

正直言って、徹底的に基礎固めを行なって、他国の国王機以上の高性能機で統一してある時点で倍程度の数に負ける光景が思い浮かばない。サンボルのガンダムヘッドが無印の旧ザクと戦うようなものだぞ。絶対に勝てないほどではないが、勝つのが難しいとは断言できる。

う〜む、ディーはともかくエドガーは一度銀凰騎士団から外へ出したほうが良い気がしてきたな。銀凰騎士団は型に嵌ったままでは成長できない。型をすぐに埋め尽くすだけの物が流れ込むからな。型を大きくは出来ないのが銀凰騎士団の欠点だ。だが、中隊長がそれでは困る。暴走
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