暁 〜小説投稿サイト〜
魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第四十九話
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ている。
だけど下手人が誰かは知らない。
メティス・サイトはあらゆる物を知覚できる。
大気や水の流れ、果ては他人の心すらも…
しかしその眼はけして万能でも全能でもないのだ。
二人を殺した人間のエイドス…そんなもの探しようが無い。
もし、ソイツが見付かったなら俺が直々に手を下そう。
惨たらしく、残酷に、凄惨に…
「娘を救って貰った礼だ…全力を上げて探しだそう」
と楯無は言った。
俺は刀奈にアイコンタクトを取った。
彼女はコクンと頷いた。
もう、二人が居ないことを伝えてくれるだろう。
「話は以上だ」
「そうか、でが帰らせて貰おう…姉さん、フィグネリア行くよ」
「あいよ、若」
フィグネリアが先に立ち、ドアを開けた
「姉さん?」
「あ、あぁ…」
上の空の姉さんに声を掛け、三人で部屋を出る。
「な、なぁ、一夏…父さん達の事だが…」
「姉さん」
姉さんが二人を恨んでるのは知っている。
俺だって二人を許せるとは言わない。
だけど二人にもそうする理由があったと、俺は知っている。
だから
「姉さん、二人を恨むなとはいわないけど、二人にも事情があったかもしれない。
俺はその事情が知りたいんだ」
きっとその事情というのは二人が殺された事に関係してる。
「…………そうかならば何も言うまい」
そう言った姉さんは、どこか悲しそうだった。
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