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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第四十七話
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「ね、ねぇ…」
「どうした刀奈?」
「なんでさっきから皆素通りしてるの?」
「そういう術だ」
「………………」
「別にフィグネリアがISを使ってるって設定でもいいぜ…なぁフィグネリア?」
「そうだねぇ…このスーツはISスーツの上位互換みたいな物だからねぇ…」
俺達は今、スタジアム地下の部屋に向かっていた。
認識阻害をかけているので誰も俺達に気付かない。
やがて俺達は更識家の待機室に着いた。
「開けるぞ」
刀奈に問いかける。
「わかったわ…」
彼女が答え…俺はドアを開けた。
「失礼するぞ、更識楯無」
ドアを開ける。
楯無は『コ』の字型のソファーの最奥…ドアの正面奥に座っていた。
チャキ…
「おいおい、愛娘の恩人にいきなり銃を突き付けるたぁどういう了見か聞かせてもらおうじゃねぇの…
十六代目更識楯無様よ」
ドア脇に立っていた黒服の男が俺に銃を突き付ける。
カチン…撃鉄を起こす音がした。
そして俺の後ろから刀奈とフィグネリアが現れた。
「銃を下ろしなさい。彼は簪ちゃんを助けてくれた…敵ではないわ」
刀奈の言葉に男は盾無の方を向いた。
その隙に制圧しても良かったが面倒なのでしない。
「銃をおろせ」
と楯無が言って、男は銃をおろした。
「フィグネリア…更識簪を」
「了解」
フィグネリアが前に出て、おぶっていた更識簪をソファーに下ろした。
「どういうつもりだ?」
と楯無が言った。
「どういうつもり…とは?」
「何が狙いだ?金か?日本政府の弱みか?」
……
「お父様!彼は!」
刀奈が何か言おうとしたがそれを手で制す。
「いや、いい…当たり前の反応だ…」
そう、対暗部専門暗部更識の党首の…
「そうだね…狙い…か…うーん…」
ちょっとムカついたからおちょくってみよう。
「娘を誘拐された事に気を取られて代表のデータを盗まれた間抜けの顔を拝みに来た…というのはどうだ?更識楯無」
「言うじゃねぇか…坊主…」
その言葉と共に、盾無からプレッシャーが放たれた。
おぉ…コイツぁクルねぇ…
それに…随分な挨拶だ…
マナーとして…
「こっちも答えないとなぁ…フィグネリア、下がれ」
「いいのかい?」
「ああ、ちょっと挨拶するから…さっ!」
サイオンを解放する。
攻撃の意志を含んだソレが、部屋に溢れる。
「ふむ…ただの坊主ではないようだな…」
「まぁね」
楯無と睨み合う。
パチッ…パキッ…
「なんだいこりゃぁ…」
フィグネリアの声が聞こえた。
気付くと
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