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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第四十五話
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てある部屋の前に到達した。
「この中だな…お前らは下がっていろ」
フィグネリア達に告げる。
二人がドア脇に隠れる。
「さて…」
ドアを開けた、次の瞬間。
バガァァン!ガキィン!
今までとは違う銃声が響き渡り、対物障壁に弾丸がぶつかった。
奴等…遂に持ち出しやがったな…
「貴様等が盗んだデータと更識簪を奪還しに来た。
大人しく渡せば命だけは保証しよう」
最初で最後の通告に対し…
帰って来たのは弾丸だった。
対物障壁が防ぐ。
更識簪は…いた。
奴等の真後ろだ。
拘束されて…気絶してるな。
なら…大丈夫だな。
「橙、障壁代われ」
「『OK』」
その言葉と共に俺の障壁の前方に、一枚の障壁が張られた。
対物障壁を解除し…
「最後通告を無視しなければ、こんな最期を迎えなかったものを…」
憐れみと共に放つのは…
分解だ。
カラン…と纏っていた装備や銃が落ちる。
カラン…カラン…カラン…
一人、また一人と消えていく。
そして…
「お前がリーダーだな?」
最後に残った男に問う。
「く、来るなぁぁぁぁ!こ、この娘がどうなってもいいのか!?」
と更識簪にナイフを突きつける…しかし。
「残念」
ナイフが塵と化した。
「ひ、ひぃぃぃぃぃ!?」
あーあ…そんな情けない顔しちゃって…
「おい、データの在処を教えろ」
姉さんの邪魔はさせん…
「は、はは!バカめ!既にネットに広まったさ!遅かったな!はははははっは!」
「チッ」
あぁ…もう…面倒だ…
「塵と化せ」
奴の肉体が光り、焔をだして消えた。
これで…終わりか…
「フィグネリアー!終わったから出て来ていいぞ!更識ぃ!妹は無事だ!」
するとドア脇に隠れていた二人がやって来た。
「簪ちゃん!簪ちゃん!」
と妹を揺すっていた。
「落ち着け、あとフェイスオープンしとけ。
そのマスクで会う気か?」
ムーバルスーツのフェイスマスクはかなり不気味だ。
カシュッ!という音がして更識のフェイスマスクが開いた。
カシュッカシュッ…
俺とフィグネリアもそれに続く。
「フィグネリア、ナイフあるか?」
「ああ…私がやるよ」
フィグネリアが更識簪を縛っていたロープを切った。
「フィグネリア、更識。その女を見とけ」
俺は更に奥の部屋に進んだ。
中には電子機器やら何やらがあった。
その奥の一つのディスプレイ。
そこには日本代表のデータが乗っていた。
しかも、ネットに繋がれた状態で…
「面倒だ…」
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