侍娘-クリスティナ-part4/悩む戦士たち
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るのでは?その不安もあって結局こうして、空いた時間何かをしておかないと気を済ませるしかなかった。同時にテファに対し、無謀な行動を取って心配させすぎたことへの負い目もある。
アスカの言葉が蘇る。
―――――仲間も自分も大事にできない奴は、なにも救えやしないだろ
この言葉自体は、ティファニアからも言われたことだ。彼女の口からと考えると、自分を痛烈に引き留めようとしていると思えたが…アスカにも言われてから少し違う感じで受け止めていた。
愛梨が自分を庇って死んだとき、そしてその過去の話を聞いたアスカがメフィストの手から自分を逃がした時を思うと…その言葉の通りだった。
自分を大事にできなかったから、愛梨も守れなかったのか?だからアスカにただ救われ、マチルダさんから責められ、ティファニアを傷つけすぎた…否定は、できない。
せめてもの侘びだ。
時間を持て余しているであろう彼女のためにも、何か見つけてあげよう。シュウは天井さえも貫きそうな高い本棚を見て回りながら目ぼしい本を探し続ける。
(それにしても、ずいぶんとまぁ大量の本が並んでいるな。アカデミーの資料室並かもしれない)
本棚を見上げながらシュウは、地球にいた頃のかつての学び屋の風景を思い出した。
まだ子供だったあの頃、愛梨と一緒に必要な資料を探しに、迷路のような資料室を回りまくっていた。自分はそのときから機械工学の勉強ばかりしていて、自分の作った機械が誰かの役にたてるものであることを目指していた。役に立てる対象である人々の暮らしをその目で見て、何が人々に必要なものとなるのかを見出すために日本へ渡って、憐たちと出会っていつの間にか遊園地のアルバイトもやるようになっていた。自分にとっては、数少ない友人。彼ら以外の知り合いに、覚えは無かった。
「お兄ちゃん、なんだか難しそうな本ばっかりだね。リシュ、なんだか眠くなってきちゃう」
シュウの足元から、リシュが退屈そうにぼやきだした。絵本とかならまだしも、子供にはやはり学校図書は難しいようだ。
「…リシュ。修道院には友達になれそうな子達がいるんだぞ?別に俺たちと一緒にいなくたって…」
「やー!リシュはお兄ちゃんと一緒じゃないと嫌!」
リシュも本来、トリスタニアの孤児院に預けるなどの措置をとるべきじゃないのかと提案された。しかし眠っていた箱から目を覚まして以来、彼女はシュウの下から一向に離れようとしなかった。自分がなついているシュウと一緒にいたいのだと、ずっとわがままを言い続けて、仕方なくシュウのそばに置くことになっていた。
だが今はリシュのかわいいわがままよりも、読めそうな本が見つからないことが問題だった。シュウはまだハルケギニアの文字が完全に読めるわけじゃない。かろうじていくつか読めるようになったのだが、学校図書クラスの難しい本となると、そ
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