暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica9-Aザンクト・ヒルデ魔法学院・学院祭〜Festival〜
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シル君で、先生方に挨拶回りに行こうか」

「「うん!」」「ああ」

「アイリ達は出店を回るね〜♪」

「フォルセティ達の喫茶店でも何か頂くですから、食べすぎはダメですよ〜」

私たちもシグナム達と別れて、初等科の校舎の中へと入る。活気溢れる校舎は、私たちの学生時代の事を思い起こさせる。小学校の頃の演劇や、中学校の頃の文化祭などなど。局の仕事で参加できない時もあったけど、それでも色褪せない思い出だ。

「挨拶回りついでに特別キャラを探してみようか?」

「そうやね〜。先生方も仕事で校舎を回ってるやろうし、それがええやろ」

「えっと〜、特別キャラの特徴は・・・」

パンフレットの第3学年の欄を見る。舞うドール。迫り来る石像。逃げ惑うミイラ。蠢くピブリオマニア。這い寄る混沌。燃えるわんこ。滑るにゃんこ。モコモコ兵隊長などなど、20人近くが学院の敷地内を歩き回ったり、特定の場所で待機してるみたい。

本の虫(ピブリオマニア)っていうことは、居場所は図書館だよね」

「なんの催し物してるんだっけ?」

「作家志望の子が書いた小説の売り場があるみたい」

「へえ、面白そうだな。はやて、後で寄らせてもらっても良いか?」

「あはは、ええよ〜♪」

ルシルも割と本の虫。子供の頃は仕事の合間に無限書庫に足を運んでいたし、ユーノと一緒に未整理区画の防衛機構やらトラップを潰して回っていたし。あの頃のルシルはいつも楽しそうだったな〜。

「あっ! ねえ、あの子ってもしかして・・・!」

なのはの指差す方には、うろうろと走り回ってる包帯で全身を包んだ男の子が、「スタンプちょうだ〜い!」って小さな子供たちに追われてた。そして「わあ! 捕まっちゃった〜!」ってミイラ君は足を止めて、子供たちのカードに首から提げていたスタンプを押した。子供たちと手を振って別れると、すぐに役割に戻って辺りを走り回り始めた。

「止まらせては走らせるのはちょっと可哀想だけど・・・」

「休憩も入れてるみたいだから、そこは遠慮なくってゆうことで」

そう言ってはやてがミイラ君の元に駆け出して、「スタンプくださいな〜♪」って追いかけ始めた。ミイラ君もそれに気付いて、はやてから逃げるように駆け出す。しかも割りと「走るの速くなった?」から、はやてがちょっと苦戦。

「どれ。俺も参加しようかな」

ルシルもはやてと一緒にミイラ君に挑んで、挟み撃ちにすることで「逮捕であーる♪」ってミイラ君に触れることが出来た。スタンプを押してもらって「やった〜♪」って喜ぶはやてを優しい眼差しで見守るルシル。シャルには悪いけど、あの2人はお似合いだし、今もなんかカップルに見える。

「なのははスタンプ押してもらわないの?」

「ん? ん〜、学院
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