暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica9-Aザンクト・ヒルデ魔法学院・学院祭〜Festival〜
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めて、「はぁ〜。コホン。参りましょう。祭りの始まりです」って声色や口調まで女の子っぽくして、特別教室へと続く廊下を見据えた。外回りメンバーは、来てくれた一般の方たちに渡すポイントカードやパンフレットを取りに行かないと。先に行ってるだろうクラスメイトを追って、わたし達も特別教室へ。

「あ、ヴィヴィオ! それにフォルセティ達も! おっはよ〜!」

「おはよう〜、リオ!」

D組のリオも自分のクラスメイトと一緒に来ていた。リオの衣装はライオンの着ぐるみ。頭の部分は被り物じゃないフード。側に居る友達らしい子たちも、頭がフードタイプの動物の着ぐるみだ。

「ヴィヴィオもイクスもコロナも可愛いー! でも一番可愛いのフォルセティだ〜!」

「・・・ええ、そうよ! 可愛いでしょ!? もっと可愛いと敬え〜!」

「おお! 可愛い、フォルセティ、可愛いぃ〜〜〜!」

変にキャラ作ってるところ悪いけど、女装したからといって女の子になりきろうとしなくてもいいんだけど・・・。って言ったら、フォルセティどうしちゃうだろう。

「フォルセティの勇気に水を差すのは気が引けますので、あのままで良いのでは?」

「それはそれで後で怒られないかな〜・・・?」

「まぁフォルセティは自分のした責任はしっかり自分で背負うから、笑って許してくれる・・・と思う」

それからわたし達は特別教室に入ってそれぞれの準備を始める。わたしとコロナとイクス、それにリオや友達は喫茶店で使うためのポイントカードやパンフレットを、そしてフォルセティは、係の子から「はい、スペシャルキャラのスタンプです!」って、小指サイズのスタンプを1個受け取った。

「それじゃ、気合を入れて頑張ってこう!」

「「「「おおー!」」」」

外回り組だけで校舎のエントランスへ向かおうところで、フォルセティが「じゃあ僕も行くよ」ってわたし達に手を振ってくれたから、「お互い頑張ろうね♪」ってわたし達も手を振り返した。フォルセティを見送った後は他のクラス、他の学年の生徒たちと一緒に学院前動線の両脇に待機。そしていつもは授業の始まりと終わりを告げる鐘が、学院祭の始まりを知らせるために鳴った。

「「「「いらっしゃいませ〜!」」」」

†††Sideヴィヴィオ⇒フェイト†††

私たちチーム海鳴は、ヴィヴィオ達から招待されてSt.ヒルデ魔法学院の学院祭へとやって来ていた。飾りが施された正門を潜ると、吸血鬼?のコスプレをした男の子が「パンフレットです!」って差し出してくれた。

「悪いのだけど、4冊ほど貰えるかしら?」

「あ、はい、どうぞ!」

アリサが男の子からパンフレットを受け取って、私となのはに1冊、八神家に2冊、アリさとすずかとシャルに1冊と手渡してくれた。それに
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