暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica9-Aザンクト・ヒルデ魔法学院・学院祭〜Festival〜
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、嫌かもだけどやらないと・・・」

「フォルセティも頑張りましょう?」

わたしとイクスでフォルセティを勇気付けると、「そうだよね。女装は僕だけじゃないんだから・・・!」ってフォルセティは自分の両頬をパチンと叩いて気合を入れた。着替えを嫌がる理由がそれ。フォルセティは女の子の格好になるのが嫌で、あんなに落ち込んでた。

「じゃあまた後でね〜」

フォルセティに手を振って、わたしとコロナとイクスは教室を後にして更衣室へ。空いてるロッカーに脱いだ制服を掛けて、わたしの担当するコスプレ衣装に袖を通す。胸から上の部分の無いビスチェワンピース。背中に半透明な羽を4枚。花冠を被って、髪型をなのはママみたくサイドポニーにする。

「よし、これOK♪」

「私も着替え完了です、わんわん♪」

イクスが着替えたのは狼男ならぬ狼女。ふっさふさな狼の耳の付いたカチューシャと尻尾、それに肉球の付いた手袋とブーツ。モコモコな毛皮の着いたキャミソール、丈の短いホットパンツを履いてる所為かな、ちょっと足をもじもじしてる。

「コロナは着替え終わりましたか?」

後ろのロッカーに振り向きながら、同じように着替えてるはずのコロナに尋ねる。小さなシルクハット、長いウサギ耳、お尻の方にはふわふわな丸い尻尾。モノクルと一抱えある懐中時計っていう小道具も完備。童話の白兎をモチーフにしたコスプレだ。

「おお! コロナも似合ってる!」

「そ、そうかな? ありがとう♪ ヴィヴィオもイクスも可愛いよ♪」

3人でえへへ♪って笑い合いながら更衣室を出て、他のクラスメイトと一緒にお喋りしながら教室へ。男の子がまだ着替えてる中に女の子が入らないようにドアが閉められているはずだったけど、もう開いてるっていうことは男子の着替えももう終わったってことだし、何よりクラスの男の子もいろんな衣装に着替えて廊下でお喋りしてる。

「男子の着替えはもう全員が終わったの?」

「フォルセティの着替えがまだだよ。あの衣装じゃ仕方ないと思うけど・・・」

「着るにも脱ぐにも面倒くさそうな服だったよね〜」

そう言って教室の中を見た2人の男子に、「だったら手伝ってほしかったよ」って呆れた風に言いながらフォルセティが出て来た。着替え終えたその姿に「可愛い!」って歓声が上がった。

「お父さんも昔は女装させられてたって言ってたけど・・・。今ならその屈辱がよく解るよ・・・」

フォルセティが着てるのはプリンセスタイプのドレス。ティアラとかお化粧もしっかりされてる。他のクラスの子たちも、「わぁ♪」って見惚れちゃってる。

「〜〜〜っ!・・・もう・・・やったらぁぁーーーっ! せいぜい見世物になってくるよ、こんちくしょ〜!」

若干自棄気味なフォルセティはいろいろ諦
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