ペルソナ3
1970話
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る。
ちょっと前のTVでやってたんだが、本来なら高2の夏休みというのは受験の結果に大きく左右されるらしい。
更に言えば、進学にしろ就職にしろ、内申書とかそういうのが向こうに送られる事になる。
そこには当然3年間の成績とかも載ってる訳で、友近の言うように赤点取らなきゃ問題ないとは言えないだろう。
よっぽど性格に問題があるのであればともかく、普通なら成績の良い方、悪い方、どっちを取りたいかと言われれば……後者を選ぶ者は、そういない筈だ。
よく言われるように、勉強とかは普段の積み重ねが大事って奴だな。
友近本人はその辺り、特に気にしている様子はないみたいだが。
もっとも、就職する先が自分の家だったり、知り合いのやっている店だったりとか、自分のコネで選んだ場所であれば、内申書とかをそこまで気にする必要はないのだろうが。
……もしくは、それこそ友近が前から言ってるように叶と付き合う事になれば、ヒモという選択肢もない訳ではない。
ヒモ……うん、考えてみれば、意外と友近にとっては合ってる選択肢なのかもしれないな。
何だかんだと話すのも得意だし……ああ、でもヒモとかなら女が働いている間に家事とかもやる必要があるのか?
勿論ヒモの中にはそういうのも全部女にやらせるような、プロのヒモもいるんだろうが、取りあえず友近にそういうのは無理そうな気がする。
だからといって、友近が家事を出来るのかと言われれば……ぶっちゃけ、まだ俺の方がマシな気がする。
最近なんか、生ラーメンを作ったりもしてるし。
……もっとも、麺とスープ、メンマ、煮卵、チャーシューといったものは全て出来合の物を買ってきてるので、それでラーメンを作っているのかと言われれば、ちょっと微妙なところだが。
スープを出汁からとったり、麺を小麦粉から作ったりとか、そこまでいかなければ到底手作りとは言えないような気がする。
あ、でも荒垣と一緒にやれば何とか出来るか?
……ゆで卵なら作れるけど、半熟の煮卵はまだちょっと俺にはレベルが高い。
チャーシューなら少し頑張れば、店で売ってるものとまではいかないが、ある程度食えるのは出来そうだ。
「友近、ラーメンを作れるように頑張れよ」
「……は? おい、いきなり何を言ってるんだよ?」
俺の言葉に、思い切り意表を突かれた様子の友近。
まぁ、友近にとってはいきなりの言葉だったのは間違いないか。
ともあれ、これ以上何かを言っても墓穴を掘るだけと判断し、何でもないと首を横に振る。
もしここで友近がヒモになるという予想をしていたと言えば、何となく友近が怒りそうな気がしたというのもある。
……にしても、実際友近が将来どんな職業に就いているかというのを予想しても、それはかなり難しい。
取りあえず、軍人
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