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レーヴァティン
第四十二話 山伏その二
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であります」
「そうでござるか、では」
「力を合わせて」
「五人でこの賊達を成敗するでござる」
「ではこのままです」
「館に押し入りましょう」 
 謙二と良太も言う。
「そしてそのうえで」
「皆退治しましょうぞ」
「一人も討ち漏らさないことだ」 
 英雄はこのことを気にかけていた、まさに念頭に置いていた。
「いいな、一人もだ」
「わかっていますぞ、では」
 山伏は錫杖を手にしてだった、そのうえで。
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