最終章:夢を追い続けて
第66話「足止めの戦い3」
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”よ」
“決着”が付いた事に対する、言葉だった。
「ぐっ……」
「っ、はぁ……」
セシリアとシャルロットが見渡せば、オータムとスコール、そしてトーレが敗北の姿を晒していた。
「……勝ったんだ。皆……」
「ついでに言えば、あの子もウーノ姉様に勝ったみたいね」
【皆さん!】
通信が回復したらしく、ユーリが再び端末に繋げてくる。
「ユーリさん!」
【何とか競り勝てました……。……セシリアさん達も、終ったみたいですね】
「何とか、ですけどね……」
持ってきていた道具でドゥーエを拘束しつつ、ユーリと会話するセシリア。
「ユーリは今、どこにいるの?」
【この基地の最深部です。シェルターになっていて、戦闘に参加していない人達は皆ここにいます。有事の際は脱出ルートがあって、そこから脱出できるようになっています】
「……逆に言えば、合流は出来ないという事ですのね…」
【はい。……ですから、ここから先は協力できません】
残りの相手は秋十達の両親と、桜と束。
両親の方は機械を使わず、桜と束はユーリ以上にシステムに強い。
そして、ユーリ達がいる場所からでは、これ以上のアクセス権限を手に入れる事は不可能でもあった。
「充分です。こちらを助けていただいただけでも」
【ありがとうございます。……どうか、ご武運を】
そういって、ユーリの通信が切れる。
「……とりあえず、どうするべきだと思う?」
「怪我をしている場合は治療をするべきですわね。一度、一か所に集まりましょう」
次の行動を決めるため、まずは一か所に集まる事にした。
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