暁 〜小説投稿サイト〜
IS〜夢を追い求める者〜
最終章:夢を追い続けて
第66話「足止めの戦い3」
[9/9]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
”よ」

 “決着”が付いた事に対する、言葉だった。

「ぐっ……」

「っ、はぁ……」

 セシリアとシャルロットが見渡せば、オータムとスコール、そしてトーレが敗北の姿を晒していた。

「……勝ったんだ。皆……」

「ついでに言えば、あの子もウーノ姉様に勝ったみたいね」

【皆さん!】

 通信が回復したらしく、ユーリが再び端末に繋げてくる。

「ユーリさん!」

【何とか競り勝てました……。……セシリアさん達も、終ったみたいですね】

「何とか、ですけどね……」

 持ってきていた道具でドゥーエを拘束しつつ、ユーリと会話するセシリア。

「ユーリは今、どこにいるの?」

【この基地の最深部です。シェルターになっていて、戦闘に参加していない人達は皆ここにいます。有事の際は脱出ルートがあって、そこから脱出できるようになっています】

「……逆に言えば、合流は出来ないという事ですのね…」

【はい。……ですから、ここから先は協力できません】

 残りの相手は秋十達の両親と、桜と束。
 両親の方は機械を使わず、桜と束はユーリ以上にシステムに強い。
 そして、ユーリ達がいる場所からでは、これ以上のアクセス権限を手に入れる事は不可能でもあった。

「充分です。こちらを助けていただいただけでも」

【ありがとうございます。……どうか、ご武運を】

 そういって、ユーリの通信が切れる。

「……とりあえず、どうするべきだと思う?」

「怪我をしている場合は治療をするべきですわね。一度、一か所に集まりましょう」

 次の行動を決めるため、まずは一か所に集まる事にした。












[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ