第一部 ケイオスクルセイダーズ
第二章 春雪異変〜神浄刀矢さんとコラボ企画〜
27.キングと瀟洒なメイドと怠慢な庭師
[2/3]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
や汗だらだら流し、錆び付いた玩具のように幽々子へ顔を向けるとまず、ニコニコしていた目からハイライトが消え、元々あった殺気は三倍増ししており、何よりも丞一の耳にはプッツーンという何かが切れる音が聞こえた。
和真は今度は丞一たちへ顔を向ける。
和真は助けを呼んだ。
しかし、誰も来なかった。
「おい!確かに俺が悪いのは認めるけどよぉ!オマエら楽しんでるだろ!」
「俺たちが楽しんでるのは認める。───が」
「それでも私たちは」
「謝らない」
「ウゾダドンドコドーン!!」
つまるところ和真が連戦と言うことだ。
「フ、フフフフ、死ぬがよいわ。亡郷『亡我郷-自尽-』」
「変身!」
『Turn Up!』
『ABSORB QUEENS+FUSION JACK』
いつぞやの時のように翼を生やし和真も縦横無尽に飛び回った。
丞一ふくめ霊夢や魔理沙もだが、歴戦のこの三人すら、幽々子の弾幕に一瞬目を奪われた。魔理沙に至っては、綺麗だぜ、と呟いてる。おそらく無意識だろう。だが仕方ない。それほどまでに西行寺幽々子の弾幕が美しいのだ。
丞一の我が戻ってくると脳内の警告サイレンが鳴り響いた。
表面上美しいその弾幕にどす黒い殺気をギュッと固めたように感じるのだ。
丞一は試すようにフォークを弾幕へと投擲すると、丞一のフォークは錆びて朽ち果てぼろぼろになって崩れた。
「は?」
『Oh my God!!』
「何が起きたんだぜ!?」
「フフフッ、私の能力は『死を操る程度の能力』私の弾幕に当たれば死は免れない。ピチピチ17歳の幽々子ちゃんをバカにしたことを後悔しなさい!」
「何故だろう。紫と同じニオイがする」
「類は友を呼ぶ、よ」
「納得した」
(あれ?これ下手したら俺死んでなかったか?殴らなくてよかったぁぁぁぁぁ!)
幽々子の弾幕が更に激しさを増していく。霊夢や魔理沙はスペカで迎撃し、丞一に至ってはフォークを犠牲にしないために転がってる石ころなどを投げ迎撃していた。
「くっ!存外にやるわね!桜符『完全なる墨染の-開花-桜』」
スペカの発動のその一瞬の隙をつき和真は?のKをスキャンする。
『EVOLUTION KING』
そのときの和真の顔は哀愁、そして焦りが見えた気がした。
一方、階段での従者対決も佳境を迎えようとしていた。
『無駄無駄無駄ァ!』
「うおっ、あぶねっ!」
妖夢は咲夜のラッシュをヒョイヒョイっと躱していく。
最後の一発を交わし、反撃へ移る。懐へ潜り込み右凪ぎに斬る。
「っ!!」
青と白のメイド服から鮮血が滴る。だが、半歩後ろに下がっていたため致命傷には至らない。
さらに追い打ちと言
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ