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ラインハルトを守ります!チート共には負けません!!
第百六話 また、一つの章が終わりました。
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とも大事ですが、放置しておくことで流される犠牲の数はいかばかりかを思い、それを如何にして少なくするかの努力を傾けることは忘れてはならないと思うのです。かの者を倒すにあたって、流した血の量は尋常でないほどにせよ、放置しておくことで流される血の量よりははるかにましなはずです。」
「そうか、そうだな・・・・。俺はこれから流れる血の量の事ばかりを気にかけていた。そうではないのだな、覚悟は必要だが、最悪の犠牲を想定し、それを回避する方法を最後まで模索することこそ重要なのだと、お前は俺に教えてくれた。」
ラインハルトはキルヒアイスの手をとった。
「キルヒアイス。」
「はい、ラインハルト様。」
「必ず生きて、二人でこの戦争を終わらせるぞ。転生者だの英雄だのそんな下らぬ話は沢山だ。シャロンとやらを討伐し、銀河を統一し、長く続く戦乱に終止符を打とう。」
キルヒアイスはうなずいた。そしてあらためて胸に誓ったのである。ラインハルトと共に、この金髪の半身と共に、どんなに苦難があろうとも、その先にある光を目指し、自分は歩いていくのだと。
ハーラルト・ベルンシュタインが処刑されたのは、それから1か月後の事である。両腕を失った転生者は最後までラインハルトに対する罵倒の声を上げながら死んでいった。
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