ペルソナ3
1968話
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?」
「ん? これも言ってなかったな。マジックアイテムの1つで、外の1時間がその中に入れば48時間が経過するという優れものだ。シャドウミラーの中でも重要機密の1つだな」
「ちょっと……えっと、何だか色々と言いたい事や聞きたい事はあるけど、それを私に言ってもいいの!?」
「ゆかりの性格を考えれば、問題ないと思ったからな。それに……魔法球がある場所は言うつもりはないし、非常に警戒が厳しい。とてもではないが、何かをしようとしてもどうしようも出来ないという自信は持ってるし」
「それでも、自分の国の重要機密を簡単に話すのはどうかと思うわ」
少しだけ呆れた様子を見せるゆかりだったが、その目の中には嬉しさといった感情も見える。
それは、自分がそれだけ俺に信頼されているというのを理解したからだろう。
「さて、俺の話はここまでだ。後は、ゆかり。お前がどう思うかだけだ。……どうする?」
ゆかりがどのような返事をしようと、俺は後悔せずに受け入れるだろう。
そんな思いをゆかりに向けると……やがてゆかりは、座っていたソファから立ち上がって俺の方に近づいてくる。
「そこまで言われて、私が引くとでも思ってるの? その……そういう行為をするまではまだ覚悟が決まらないけど、私はアクセルと一緒にいたいわ。影時間やお父さんとの事がなくても、今ではそう思う。……だから、好きよアクセル。愛してるわ」
そう告げ、ゆかりの唇が俺の唇に重ねられる。
そんなゆかりを抱き寄せ、俺は舌を伸ばしてゆかりの舌と絡ませる。
一瞬、ゆかりの身体が強張ったが、次の瞬間にはゆかりはそっと俺の舌に自分の舌を絡ませてきた。
そのまま数分の間、深いキスは続くのだった。
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