第28話 カシウスとの再会
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ついて何か情報がこないか根回ししておくしかないようだな」
「カシウスさん……!」
俺はカシウスさんの言葉に思わず笑みを浮かべてしまった。
「……という訳だ、君はロレント支部で保護をするように話を付けておく、そしてフィーの捜索願の依頼も出しておこう」
「カシウスさん、ありがとうございます!」
俺はカシウスさんに頭を下げて感謝の言葉を告げた。
「だが分かっていると思うが君は保護される身だ、絶対に自分から勝手な行動をしたりはしないように。後フィーも君のように偽名を使っているのか教えてくれないか?」
「はい、フィーは恐らくフィルと名乗っているはずです。こういう状況に陥った時はそう名乗ろうって決めてますから」
「ならフィルの捜索願としてだしておこう。やれやれ、やることがふえてしまったな」
「本当にすいません、何度もご迷惑をかけてしまって……」
「気にするな、君にはD∴G教団の件で世話になったからな。さて早めに動くとしようか」
カシウスさんは椅子から立ち上がると部屋を出て行こうとしたが何かを思い出したかのようにこちらに顔を向けてきた。
「そうだ、腹が減っているだろう。エステルたちが夕飯を作っていてくれたはずだ、もし動けないならもってこさせるが……」
「何から何まですいません、でも俺は大丈夫です。体は動きます」
「そうか、なら一緒に下に来てくれ」
俺はカシウスさんの言葉に頷きベットから降りて彼と一緒に下に降りた。
「あ、父さん。話は終わったの?御飯温めておいたから食べて」
「エステル、待っていてもらってすまないが俺はこれからギルドに行ってやらなければならないことが出来た。彼に俺の分の夕飯を食べさせといてくれ」
「そうなの?一応リート君の分も作っておいたから大丈夫よ」
「流石エステルだな、優しい子だ」
「えへへ……」
エステルさんはカシウスさんに頭を撫でられて嬉しそうに笑っていた。
「直に戻るから夕飯はそのままにしていてくれ、それじゃ行ってくるよ」
「いってらっしゃい、気を付けてね」
「いってらっしゃい、父さん」
カシウスさんはそう言ってブライト家を後にした。
「じゃあリート君、こっちに来て御飯にしましょう。口に合えばいいんだけど……」
「すいません、俺の分まで作ってもらったりして……」
「気にしない気にしない。困った時はお互い様よ」
俺はエステルさんとヨシュアさんに感謝をして夕食を頂いた。
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side:カシウス
リィンとの会話を終えた俺は今ロレント支部に来ていた、受付のアイナも帰る準備をしていたが無理を言って
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