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儚き想い、されど永遠の想い
321部分:第二十四話 告げる真実その十
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を見捨てる訳にはいかないというのだ。
「絶対にな」
「そして内政もですね」
「あの半島の内政も」
「欠かせない」
 やはりだ。日本領であるからだった。
「台湾もそうだったがあの半島でもな。だが」
「だが?」
「だがといいますと」
「あの半島には何もないのだ」
 和服の袖の中で腕を組み難しい顔をしての言葉だった。

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