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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第三十四話
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妖狐だ。
橙と同じ方法で式にして権限を箒に移譲した。
今は化成して童女の姿だ。
白い髪に紅い瞳、モフモフの耳と尻尾。
「箒、ISに稲荷を入れる。いいな」
「わかった」
稲荷が化成を解き、霊体になる。
そしてウカノミタマの待機状態のリボンに入る。
「箒」
「なんだ?」
「これでウカノミタマは名実共にお前の物だ。
だが忘れるな、ISは全てのリミッターを外せば単騎で国家を墜とせる、オリジナル・コアは特にな」
「わかってる、この子は危ない時以外使わない」
「よし、それでいい」
これで最低限の自衛はできる…
「箒ちゃん」
「お姉ちゃん」
「その子の事、大事にしてあげてね」
「うん!」
さて…俺が何故こんなにも急いで箒にISを持たせたか…
それは…
「ちーちゃん、訓練はどう?」
「まぁ、ぼちぼちだな…」
姉さんが右手薬指に付けた桜色のリング…
そう、日本政府の国家プロジェクトで作られた第一世代IS…
暮桜。
ISが世に出てもうすぐ二年…
そして…
第一回モンド・グロッソ
それが今年の夏、首都東京で行われるのだ。
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