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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第二十九話
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n……っんっん…離婚のショックで廃人になったらしい。
今は夫婦揃って児童虐待の罪で投獄中だ。
「あ、あの…一夏さん…」
「どうした蘭ちゃん?」
「あ、いえ、なんでもないです…」
蘭ちゃんはずっとこの調子だ。
たぶん俺に怯えてる。
と言うのも…その…なんだ…この子の前で高校生をボコったからな…。
怖がられて当然というか…。
「はぁ…」
「どうした一夏?」
「いや…どうもお前の妹がな…俺に怯えてて…はぁ…」
「あぁ、うん、その内慣れるだろ」
弾とそんなやり取りをしていると月日からクレームがきた。
「あーもう!織斑君も早く入ってよ!
箒ちゃんが強すぎてゲームにならないよ!」
だそうだ。
まぁ…箒だしな…
「箒、ちゃんと手加減してやれよ」
「してるよ?イカサマも読心術もつかってないよ?」
ならいいか…
「ていうか月日。俺が入ったら俺と箒がツートップになるぞ?」
「う……う〜ん…どうしよう?」
月日が悩んでいると。
「じゃ、じゃぁ…アレやろうよ…」
と千石が口を開いた。
「あれ?」
ってなに?
「ツイスターゲーム……」
ふぅん……
「却下」
と切り捨てる。
「アホか、男女でツイスターゲームなんざラノベの主人公くらいしかやらんだろ」
「むぅ……」
そうだな…
「人生ゲームはどうだ?それなら運が絡むからお前らもワンチャンあるぞ?」
「う〜ん…そうだね…そうしようか!」
と育さん。
「箒〜こっちゃこいこい…」
と箒を手招きする。
壁際に箒を連れてきて今からの勝負の内容を話す。
「俺は暦さんを一抜けさせるが…お前はどうする?」
「じゃぁ…私は育さんで…」
と箒は見とれるような悪い顔で応えてくれた。
「じゃぁ…それで行こう」
その後俺と箒は他のゲームでも指定したプレイヤーを一抜けさせる為にプレイした。
しかしまぁ…他人を影ながら操るのは難しい。
俺と箒がツーワーストになって怪しがられたが、結局誰も気付かなかった。
勝率は互いに二割で、残りの六割は非指定プレイヤーが勝ち抜けた。
そして御開きになり帰路にあるのだが…
『ますたー?』
『わかってるよ、つけられてる。それも公安じゃないな…』
ここ一月で俺達…俺、姉さん、篠ノ之一家についた護衛…恐らく公安の者。
そして今つけてるのは多分…MSS、中国国家安全部。
その遥か後方に…CIAか?
CIAは見張ってるだけだが…
MSSの配置は完全に拉致目的だな…
ふむ…少しおちょくってみるか…。
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