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未来から【タイム魔人】で現代日本にタイムトラベルした私
未来から【タイム魔人】で現代日本にタイムトラベルした私
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不落のコンスタンティノープルに首都を築いた。主としてジエット推進の双胴船を使い海上貿易で栄え、さらに版図を広げようとする野望に満ちたオスポン帝国が、ガチ党率いる軍と今でも戦闘状態にある。
グレイト・ブリテンとして、世界各地を植民地として支配し人々を搾取≪さくしゅ≫し続け、「英国人でなければ人にあらず」とまで豪語した現代のエゲレス国も北欧の国々を辛うじて傘下に治めている有様だ。白人は少数民族で、ほとんどが昔の移民の四〜五世である。しかも、彼、彼女達の、動物でたとえれば雑種化が進み元の国籍すら曖昧となってしまった。今でも政府は、これだと断言できる解決策がないスコットランド問題を抱えている。
地中海では、紀元前四〜五世紀にかけてシチリア島へ遠征を行い、セリヌス…などの都市を占領したハンニバル将軍の活躍で有名だった新カルタゴが躍進している。彼の末裔が興した新カルゴが、エジプトをも占領し南北交易により富裕層が厚く、一人当たりのGDPは、世界で常に五位以内だ。二十一世紀におきた「アラブの春」という運動も一過性に過ぎなかったのだ。民衆は、当時のアメリカが強引に押し付けようとした民主主義を受け入れなかった。と言うよりも、この地域では、当時まだ民主主義なる考え方が人民一人一人に根付いていなかったからだ。
約四百五十〜五百万年前に、アフリカで人亜科が生まれ大きな脳を持つ霊長類の人類が誕生した。昔アフリカと呼ばれていた大陸では、議会は形式だけあるとはいえ帝国主義化した南アフリカがアパルトヘイトを復活させている。南アフリカは近代兵器を持たない他のアフリカ諸国を搾取することで経済大国となって、エジプトを除くアフリカ諸国――ボツワナ、ジンバブエ、ザンビヤ、マダガスカル、コンゴ、スーダン、ニジェール……などの国々を、植民地として統治している。また、砂漠化が顕著に進んだサハラ砂漠に、二十五世紀初めの技術を遥かにしのぐ巨大なソーラーパネルを自動制御し、それで得た電力を西欧諸国に供給し、かつてアフリカ全土でオイルによってドルを得ていた以上に富を蓄積している。なおかつ、空気中に存在する水素と酸素を結合した潤沢な水を使って、サハラ砂漠以外の地域で米、小麦粉、サトウキビ、粟,稗、各種茶、コーヒー豆、りんご、みかん……などの作物を全世界に輸出し膨大な貿易黒字国となり、GDPは世界で常に一位である。当然、世界一豊かな国だと言える。
昔、南アメリカと呼ばれていた広大な地域は、パルルーと呼ばれる国が南アメリカ全土をほぼ等分に分割して二十九州とし、昔日のアメリカ合衆国のように州知事を配置して統治させている。中央政府は、レーニンの唱えたマルキシズムを原点としながらも、資本主義を容認していている。国体としては、共産主義を掲げ様々な矛盾を内包しながらも、ケベス大統領のもと二桁の経済成長を成し
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