原作21巻〜
第二十五話 -結婚前夜の密室事件-
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です、遠山さんとウチとは初対面やったよね?」
「ん?ああ、そういえばそやったね。ウチは遠山和葉。平次とは前に会うてたみたいやけど、平次とウチは龍斗君と幼馴染や。よろしゅうな」
平次君にあったことがある、という所で視線を厳しくする遠山さん。……ああ、ウチも最初蘭ちゃんや園子ちゃんにあんな目をしとったんやろなあ。
「よろしくお願いします。ウチは大岡紅葉いいます。出身は京都やけど今年の1月から京都泉心高校から龍斗たちの帝丹高校に編入して龍斗の家にお世話になってます。龍斗の未来の伴侶です」
「……?…ッ!?え?!?!は、伴侶!?伴侶っていうたら…」
「お嫁さん、です」
「え?≪あの≫龍斗君に!?彼女をすっ飛ばしてお嫁さん!?うっそーーーー!?」
……龍斗。幼馴染みの反応がみな同じなんやけど。
その後、混乱する遠山さん…もとい和葉ちゃん(龍斗君の恋人に余所余所しく呼ばれるのは嫌や!と言われた)を落ち着けて無事服を購入することができた。ウチの事に対する刺々しさは消えたけど…
今は龍斗達と合流するために毛利ハンの運転する車の中。右から和葉ちゃん、蘭ちゃん、ウチの順で後部座席に座ってる。
「はあ、今頃平次何しとるんやろ?買い物はよすませぇ言うとったのは向こうなのに」
「ねえ…」
「ん?なに?」
「何怒っているの?」
「え?」
流石に蘭ちゃんも今日の和葉ちゃんの態度はわかっとったか。
和葉ちゃんは怒っている原因を教えてくれた。どうやら以前大阪に遊びに行った時もそして今日も蘭ちゃんと平次君の服装が似たりよったり、つまりペアルック(に見えた)だったそうだ。確かに言われてみれば今日の二人の服装はにとるなあ。そのことを聞いた蘭ちゃんはためらいもなく今日来ていたボーダーの服を脱ぎ、さっき買った服に着替えた。…ええ度胸しとるな…
「ホラ!これでおそろいじゃないでしょ?」
「…あんた、ええ子やなあ」
「そーお?」
「それはウチも同意です。和葉ちゃんもようやっと誤解が解けたようで。蘭ちゃんはこの…新一君って彼氏がおるんですよ?」
そういって、以前カラオケに行った際に店員さんにとってもらった写真を見せた。
「ちょ、ちょっと!彼氏なんかじゃないって!!」
「へー、この子が工藤新一君?ホンマに男やったんやね。…この茶髪の子は?」
「この子は鈴木園子ちゃんって言うて、龍斗の幼馴染みの子です。この子もめっちゃええ子ですよ」
「そうなんや。今度会ってみたいなあ」
「絶対気に入ると思うで?」
今日会った時とは打って変わってなかようなれてよかったわあ。龍斗もウチになんか頼まんでも蘭ちゃんなら自力でなんとかできたで?まだまだ過保護やねえ。
道中の車の中で話はこの3人の共通点である龍斗の話で盛り上がった。なんや、まだ
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