第二十四話 -競技場無差別脅迫事件-
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金をとりに来た犯人と同時に、こっそりとグラウンドに降りた警官にカメラマンは取り押さえられた。
―
犯人がハーフタイムで逮捕出来たので俺達は後半から試合を見ることができた。どさくさに紛れて離れたから後でどうやってあの場所を探り当てたのか警察で聞かれるんだろうなあ。……どーしよ。拳銃の匂いって言っても信じてくれるわけないしなあ。
「それにしても……龍斗のお蔭でスピーディに解決できて良かったぜ」
「まあ俺が手を出さなくても新ちゃんがいたし解決できたんだろうけど。今回は保護者としてあの子たちを無事に帰すって責任があったからね」
「……それにしても。目の当たりにしても未だに信じられないわ。匂いで人を判別するなんて…しかもあんな距離で…てことは音についても事実ってこと?……いやそんなことは…」
「あーあー。哀ちゃん常識人やから混乱してしまっとりますよ。どないするん?」
「こういうのは新ちゃんに任せとけばいいんだよ。ね?新ちゃん」
「オ、オレかよ!?…ま、まあ84歳のババアになっても世の中なんて知らないことばかりなんだよ!気にすんな!!」
いや、丸投げしたのは俺だけど女性に年齢の話題ってどうなのさ。
「……なによ、私の歳は貴方とお似合いの18歳よ!……それから緋勇龍斗!あなたも工藤君共々興味的な素材として認定してあげるから覚悟しなさい!」
「「「はあ?」」」
そういって、びしっと指を突き付けてくる哀ちゃん。突然の発言に呆気にとられる俺と紅葉と新ちゃん…あ、これ混乱してて我を失っている感じだ。ま、まあお手柔らかにお願いします?
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