暁 〜小説投稿サイト〜
名探偵と料理人
第二十三話 -浪花の連続殺人事件-
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も被害者が死ぬことは無かった。すでに死んでいた野安さんとは違い岡崎さんはついさっき殺された。もしかしたら助けられたかもしれないってのは…つらいな。…俺って「傲慢」だよなあ、なあ紅葉?
その後、坂田さんが到着し現場検証と彼女の家の捜査を軽く行った後、応援の刑事さんに後を任せて俺達は当初の予定通り郷司氏の事務所に向かった。車の中では皆で被害者の四人のつながりについてあーだこーだ意見を言い合っていた。その先に財布の中に免許証があったことから車つながりではないかということでまた寄り道をして調査を行った。その過程で免許合宿でつながりがあるのではないかということで調べを進めていくとなんと被害者は全員20年前のとある合宿で一緒だったそうだ。……郷司宗太郎氏とそして

「ぬ、沼淵己一郎やと?!」
「今逃走中の強盗殺人犯のあいつがか!?」

そう、その20年前の合宿には凶悪犯の沼淵己一郎も参加していた。そしてさらに何かがないかを調べていくと合宿の卒業日に自動車学校の教官が飲酒運転事故で死亡していた。そこから沼淵がその事故絡みで郷司氏を金を脅しとる目的で事故に関与した人間を次々に殺し要求をのませようとしているか、郷司氏がスキャンダルをもみ消すために事故の真実を知る人間を次々に殺させているのでがないかという仮定を立てた。
どれが真実にしろ、この事を郷司氏に突きつければ話してくれるだろうということで移動しようとしたのだが……

「コナン君?やーっと見つけた!なにやってるのよこんなところで!」
(やっべ、連絡入れるの忘れてた)

どうやら和葉ちゃんが府警本部の大滝さんに運転手を頼み、坂田さんと連絡を取ってここまでいたようだ。流石にもう平ちゃんの家に行くということだった。新ちゃんが駄々をこね始めたので、平ちゃんがかがんで新ちゃんに言った。俺もそれに続いて

「おい、工藤。ここは大阪や。こっからはオレに任せとき!」
「ハハハ……」
「……はあ、抜け出す気満々か。今仕入れたネタを使えば俺抜きでも郷司氏には会えそうだからね。平ちゃん、新ちゃんは俺が見張ってるよ」
「お、おい龍斗!」
「おお、そりゃあいい!実はこのお守りお前に預けて家にもどっててもらおうとおもっとったけど龍斗の方が守護は強そうやしな!」
「お守り?」「守護ってなんだい平ちゃん……」
「まあ。帰ってからいくらでも話してやるさかい、今回はオレに譲れや。な?工藤」
「ほらー、コナン君!龍斗君ももう行くよー!!」
「……心配すんなや。これ以上大阪でふざけたことさせへん!命かけたるで!!」

俺達が話していると出発するために蘭ちゃんが新ちゃんの手を引いて車に乗った。セダン車で大人五人子供一人なので新ちゃんは蘭ちゃんの膝の上に収まった。
結局、車は新ちゃんを乗せ平ちゃん家に出発した。新ちゃ
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