第二十一話 -初恋の人想い出事件-
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ら大丈夫」
そう言っていると、麻美先輩と蘭ちゃんが戻って来てレモンパイを振舞ってくれた。どうやら蘭ちゃんが初めて作ったものらしい。形は崩れていたが味はみんなに好評だった。
その後は、小五郎さんの事件の話で男性人は盛り上がり、女性陣は女子トークで盛り上がっていた。俺は適当なタイミングで酒の肴やスイーツを提供させてもらった。
「ああ、まさかこんなところで世界一のスイーツを味わえるなんて夢見たい!麻美、良くぞ連れてきてくれました!」
宮崎さんが満面の笑みを浮かべながら麻美先輩をほめた。
「まあ、彼を誘えたのは偶然なんですけどね……うん、四年前も美味しかったけど今日のはそれ以上ね。緋勇君知ってる?君が入部してから料理部の子達体重が5kg以上増えたって」
「え?あ、そ、そうだったんですか!?」
「ええ、いっつも笑顔でいろんな料理を出してきて、キラキラした顔で食べるところをみてくるから断れないし、断るには惜しすぎる味だからって。君が世界一になってからはもう開き直ってたみたいだけどね」
「確かにソレも分かるわ。さっき男連中に出された肴をつまませてもらったけどびっくりしたもの。紅葉ちゃん、あなたいつも彼の料理を食べさせてもらっているのでしょう?大丈夫なの?」
「龍斗がウチのこと考えてくれてますからそこらへんは心配してませんよ。むしろその……最近は余計なところのお肉が消えて胸が……」
(((いや、今でも相当なのに!?……)))
紅葉のその言葉を受け、女性陣+新ちゃんは一斉に目線を送った。
「……新ちゃんってむっつりだよねー」
「バッ、んなんじゃねーよ!」
女性陣は紅葉をいじることにしたらしくはぶられた俺は新ちゃんにそういった。
「それにしても新ちゃん、あの頃は結局聞かずじまいだったけど先輩のレモンパイは最終的にどうだったの?」
「……ああ、オメーは事の顛末は知ってるんだったな」
「まあある程度は」
「最後のレモンパイは……うまかったよ」
「そっか……」
これ以上は喋りたそうになかったので俺はそれ以上追及せず話の輪に戻っていった。
日が変わる頃、文学部の教授からFAXでのお祝いのメッセージが届いた。当初の予定通りカラオケに繰り出そうとしたところ、主役の麻美先輩が寝てしまったので彼女は寝かしたままカラオケに出発した。カラオケ店に到着し、皆がカラオケで盛り上がっている中、蘭ちゃんは浮かない顔をしていた。多分麻美先輩から色々聞いたりして考えることもあったのだろう。園子ちゃんもソレに気づいたらしく励まし(?)の言葉をかけていた。
時間が三時を回り、そろそろ別荘に帰ろうとなったとき沢井さんが声を上げた。
「お、おい。あれ火事じゃないか?」
その火事はさっきまで俺たちがいた貸し別荘のあたりか
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