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名探偵と料理人
第二十話 -コナンvs怪盗キッド-
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おったしいやらしゅうてかなわんわ」
「……ほう?」
「龍斗がウチの両親にしっかり挨拶してから、許可をもろてから公表と言うか公言しましょ言うとったろ。だからかわすんが大変やったんよ。まあお付き合いしている人がおりますくらいは言わせてもろたけどね」
「こっちに来たんだしそういう輩は俺に任せてくれ。……まあそのドレス姿を見たら血迷うのも分かるけどな。普段は和装で分かりにくいが洋装のおかげでかなり目立っているし」
「もう、どこを見て言うとります?」

紅葉はそう言い、照れてはいるが嫌がっている感じはしなかった。

「まあ、ね。すごいはっきり分かるし腰のラインから足のほうまですごく魅力的な曲線だと思うよ。ドレスの淡い青色も清楚な感じと紅葉自身のせくs…」
「わ、わかりました!わかりましたからもういいです」

そんな風に会話をしていると小五郎さんに縁のある人が何人か挨拶に来ていた。俺も顔見知りだった人がいたので続けて挨拶をさせてもらった。
そうしていると新ちゃんを探しに行っていた蘭ちゃんが帰ってきた。蘭ちゃんに変装した怪盗キッドが。俺のほうを見たキッドはうっげ、といった顔をしていたが俺が首を横に振ったのを見て安心したのか蘭ちゃんの演技をしていた。


「紅葉ちゃーん、つれないじゃないかー」
「もう、私にはお付き合いしている方がいるとおっしゃてますやろ?ほっといてください」

あー、さっき任せてっていったのに。変なのが近づいちゃってるな。20代くらいの……あの感じだと自分で起業したとかじゃなくてどこかの金持ちの子供かな。

「紅葉、こっちにおいで」
「あ、龍斗」
「あん?何だ、てめーはいきなり割り込んできて」
「割り込むも何も恋人に粉かけてる男がいたら止めるだろ」
「こ、恋人?!うそでしょ紅葉ちゃん」
「ホンマですよ。この人はウチの愛しい人の緋勇龍斗です。あと紅葉って呼ばないでと何度言うたらわかりますん?いい加減ご実家に抗議しますよ?」
「またまた〜紅葉ちゃんは俺の婚約者でしょ?」
「……あー。そういうタイプの奴か」
「そういうタイプの男なんよ」
「んで、君ほんと誰?緋勇なんて聞いたこともない」
「え、まじで?俺はともかく俺の両親も?」
「はあ〜?知るわけねーじゃねえか。テメーの親なんか」


「ちょっと紅葉。俺の父さんと母さんってそんな有名じゃない?」
「そんなわけないやろ!いまや緋勇一家はウチらみたいな人の中じゃ最も有名な料理人や。ウチらみたいに大きなとこじゃなくても最近じゃ弱小企業でも龍斗のお父さんを呼べた所がその後大躍進して今注目の企業に成長したことは業界じゃ有名な話なんよ」
「そんなことしてたのかよ父さん……それでなんであの人は知らないんだ」
「……あの人佐東建設の次男坊なんやけど素行が悪
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