第二十話 -コナンvs怪盗キッド-
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の方に依頼をすでに入れているそうなので今回はデザートについて作ってほしいとの事だった。その話の中で気になることも聞いた。
「怪盗キッド?」
「ええ、我が家の家宝、『漆黒の星』を狙ってこのパーティに参上するという予告上を受けましたの。まあ鈴木財閥の総力を挙げて捕まえるから安心……龍斗君?」
うーん、いつの間にかキッドも登場していたのか。しっかし、おかしいな。一応新聞はチェックしていたんだが。まったく覚えがないってことは春休みに海外に行っている時に出たのかね?
……新聞でチェックしているといえば。10億円強奪事件。確か事件発生後に毛利探偵事務所に宮野明美さんが偽名の……なんだったか、ともかく眼鏡にお下げの姿で依頼をしに来るんだよな?俺がいまだにはっきり覚えている原作の話でそして死んでしまう人。出来れば殺される前に介入したいんだが如何せんいつ起きるかまったく分からないからな……
「…龍斗君、龍斗君!」
「たーつーとー!しっかりしいや!!」
「!!すみません、朋子さん。ちょっと考え事に没頭しまって。それにしても怪盗キッドですか……彼が現れるならパーティが台無しになってしまうのでは?」
「ふふ、ありがとうね。心配してくれて。でも大丈夫よ。警察の方も乗り込むし、私も策を考えていますから」
「その策と言うのは私にも教えてくれんのだよ」
「ある意味サプライズですからね。知っているのは少ないほうが良いわ」
「それで仕事についてなんですが依頼自体はお受けしたいと思います。日にちも問題ありませんし。ただ、仕事内容なんですがその…コースのデザートではなくパーティ参加者への記念品の一つとしてデザートセットを作らせていただけないでしょうか?勿論すでに計画されているものもあるでしょうしよろしければ、ですが」
「それはまあ、追加で渡す分と考えればなんら問題はないが。パーティでは作ってくれないのかね?」
「怪盗キッドを捕まえるにしろ、何かしらの騒ぎが起こると思うんですよね。そうなるとコースのデザートまでたどり着かないような気がして。警察の人が空気を呼んでゆっくり食べさせてくれるとは到底思えませんし。せっかくの料理、現状の計画内ならゆっくり味わってもらえるのはその帰宅後のデザートが一番かなと思ったんです。普段ならこういうことは考えないんですが幼馴染のところのパーティですし、その参加者にはしっかり味わってもらいたいんです」
「そうか。そういう考えなら、朋子?」
「そうですわね。せっかく作ってもらったのに無駄になってしまうのはなんにしても失礼なことですわね…まあ龍斗君の作ったものなら後でスタッフを回してしっかり頂かせてもらう事もできるんですのよ?」
「え、あ……そうですよね。パーティの参加者だけでなくてスタッフの方も相当数いらっしゃりますよね。でもスタッ
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