第十九話 -名家連続変死事件-
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んはこの顔が見たかったんだろうな。そんな会話をしている幼馴染みズを横目で見ながら俺は大人組と話をしていた。
「それで、今日は改めておおきにな、龍斗君。せっかくの休日にいきなり仕事の依頼をしてもて」
「いえいえ。流石に先約があったらどうにも出来ませんでしたが幸い空いてましたし。小五郎さんもなんだか○○グループのお宅でよく会いますね?」
「ハハハ、まあそういうこともあるってことよ。龍斗君もオレも仕事で会う機会がこれから増えるかもしれないなあ。小さい時からしっかりしていたがまだ高校生なのに立派なものだよ」
「せやなあ。そこは私も同意見です。うちの愚息も随分お世話になっとったし今や世界でも有名になって。小さいころを知っとりますと感慨深いもんがありますな」
「なるほど、毛利探偵も平蔵君も彼の事を息子のように思っているんですな」
「なんとも面はゆい限りです」
少し、親交を深めた後元々の予定だったようで平蔵さんは大阪に帰って行った。お土産にとフィナンシェを渡すとあの強面の相好を崩し嬉しそうにしてくれた。
「やあ、新ちゃん平ちゃん。俺の男の幼馴染みがこうやって集まっているのを見ると何やら感慨深いねえ」
「おい、龍斗!テメーなんで服部と幼馴染である事黙ってたんだ!」
「いやあ、だってねえ。二人とも探偵探偵って小さいころから言ってたし何も言わなくても縁が出来るかなって。平ちゃんが知ってるのは」
「それはオレが辻村外交官殺人事件の後に龍斗の家にお邪魔しに行ったからや。そんときに工藤が龍斗の幼馴染みやーってこと教えてもろてん。いーっぱいきいたで?工藤のガキん時の話。おまえさん、ガキん時からやんちゃしとったみたいやなあ。やからそないなちっこくなってしまうんや」
「うっせーよ!つーか、龍斗!!一杯ってなんだ一杯って!!」
「まあ色々?まあ平ちゃんがそれは言えないと思うけどね?やんちゃだったのは平ちゃんもでしょう?」
「うぐ。それは言わんいうのがお約束やで龍斗君?」
平蔵さんが帰った後、長門会長の誕生日パーティが始まった。その際に秀臣さんと秘書の日向さんの縁談が発表された。件の秀臣さんはパーティを開いている長門会長の部屋には来ておらず、光明さんが呼びに行った。
「そういや、服部。なんでオレを呼んだんだよ。なんか理由があるんだろ?」
「あ?そんなんオレがお前に会いたかったからにきまtt…分かった分かった言うからその物騒な時計しまえや」
「ったく、それで?なんなんだよ」
「ああ、ホンマはな……」
――トゥルルトゥルル……
平ちゃんが何かを言いかけたとき、電話が鳴り執事の武さんが出た。どうやら光明さんかららしく長門会長に秀臣さんがいないという事を伝えてほしいとのことだった。
『うわあああああああぁぁぁ……」
電話から
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