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名探偵と料理人
第十六話 -資産家令嬢殺人事件-
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した感じだな。……あっれ?小五郎さんのレンタカーは無事だったらしいがお酒入ってる小五郎さんに運転はさせられないしどうすんだ?そんなことを考えていたら、話は無事だった車にパンクさせられた車で来ていた人たちを分乗して帰るということで固まりそうだった。だが麗花さんが窮屈な思いをするのを嫌がりこの山荘に残ることになったらしい。パンクさせられた人たちも残ることにしたようだ。んー?この人たちが有能そうな旦那候補か?

「んあ、みんな帰ったのか?じゃあオレ達もそろそろかえっかー」
「ダメよお父さん!ちゃんと酔いを醒まさないと!!」

部屋に戻ると毛利親子がそんな会話をしていた。ああ、この匂いの感じ運転できるくらいまでアルコールが抜けるまでは夜が明けるまで時間あけなきゃならなさそうだ。
……残った客のうち、三船さんが小五郎さんの車を運転して帰ることを提案したが麗花さん目当てじゃなく会長さんのご機嫌伺いに来たという三船さんの発言が気に障ったのか、残らなければ取引の中止を提言すると言い放った。自分の機嫌を損なえば職を失うことを匂わせながら高笑いをしながら着替えのために部屋を辞した……高飛車だな。ん?二階堂さんが呟いた「死の絆」ってなんだ?それにテープ?なんのこっちゃ。他の人はドン引きしてたのに二階堂さんだけは不敵に笑ってるし。弱みでも握ってるのかねえ。それにしても物騒な。
麗花さんが辞した後、眠気覚ましを兼ねて俺達はトランプに興じていた。くっそ、小さい時からだがホントこういうゲームは蘭ちゃんが強い。ありえないくらい強い。……それはそうと、新ちゃん?ナチュラルに蘭ちゃんの膝の上に座ってるけど何も感じてないのかい?……帰ったらやってみるか
トランプをしながら雑談を続けているとあっという間に時間が経っていた。

「お嬢様、いくらなんでも遅すぎないか?」

一枝さんのこのセリフでお嬢さんを探すことになった。どうやらこういったいたづらもよくするようで三船さんはぼやきまくっていた。

「くそ、家の中にはいないのか?」
「もしかして一人で森に行って帰ってこれないとか?」

またも一枝さんの発言から外を探すことになった。俺は毛利一家と一緒に探すことにした。

「コナン君、なんかおかしくないか?」
「確かにな……なあ、お前の方じゃなんかわかんねーのかよ?」
「あー、普段は抑え目に…!小五郎さん!噴水の方で誰かが襲われてる!!」
「なんだと?!」

新ちゃんに言われて感覚を広げてみると噴水に顔を押し付けられている……この声は二階堂さんか、抑えてるのは一枝さん?がいた。幸い別荘から近かったためすぐに現場に迎えた。

「小五郎さん先行きます!」
「おう!」

俺が先行し、噴水に到着した。到着したころには抵抗が弱まっていたがまだ生きていたようだ。
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