第十三話 -月いちプレゼント脅迫事件後-
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う語ってきたので。
「違うよ?有希子さんならブーツで身長を誤魔化さないといけないだろ?俺が履いてたのは普通の靴だったろ?」
「じゃあ、オメーは誰なんだよ!?龍斗は俺より身長がたけえし!」
そう言われたので種明かしをすることにした。人の身長がボキボキ骨の音を鳴らしながら一気に10cm伸びるのは気持ち悪かったのか、二人ともドン引きしてた。そしてマスクを外すと
「オメーかよ!龍斗!!なんなんだよ一体!」
「龍斗君!!ワシにも説明してほしい!」
詰め寄られたので、俺は何とかありえそうな言い訳―まあ有希子さんに習ったってことだけど―をして納得してもらった。声は声帯模写はできると言い張った。
「しっかし、なんだよさっきのは。くねくねしてたら身長伸びるってオメーは全国ビックリ人間か」
「150cmまでは縮めるぞー、やってみるか?」
「やらんでいい!!」
「ま、まあ新一君。君が小さくなってから龍斗君の非常識加減が天井知らずになってきてる気がせんでもないが君を助けるためにやってくれたことなんじゃし」
「あ、新ちゃんに化けんのはもうしないよ?俺に演者の才能はないってわかったから。まあしばらくは誤魔化せるだろ?蘭ちゃんが有希子さんの変装術に気づくまでは」
「……あ。蘭も知ってるんだっけか。まあ、確かに変装術に気づいてもう一度オレに疑いを持つってプロセスを経るには相当難易度が高い。後はオレが……」
「新ちゃんがボロを出さなければいい話、だろ?」
「うぐ。わーってるよ。気を付ける」
「ホント気を付けてくれよ?今夜紅葉と料理作る予定だったのにキャンセルしちまったんだから。おかげで暫く共同料理はおあずけだ」
「ははは、相変わらずお熱いこって」
「じゃあ、俺は帰るね。新ちゃんはコナン君として博士の家に一泊することになってるから博士、よろしくお願いします」
「ああ。またいつでもきなさい」
そうして、俺は阿笠邸から自宅に戻った。
「おかえり、龍斗。お疲れ様でした」
「ただいま、紅葉。俺に俳優は向いてないみたいだ。すごく疲れた」
「ふふ、ウチも見て見たかったなあ、龍斗の演技」
「あー。あれは見せられたもんじゃないよ。恥ずかしいしこれっきりさ」
「機会なんていつ来るかわかったもんじゃあらへんよ?ひょんなことからまた演技、する必要になるかもしれへんし」
「そうならないことを祈るよ」
「それじゃあ、龍斗?お夕食を先に済ます?お風呂の準備もできとるから先に入ってくる?」
「じゃあ、先に食べようかな」
「わかった、じゃあ一緒にいこ」
「ああ。今日はごめんな。一緒に料理作るはずだったのに」
「ええよ。こういう事態やし。でも楽しみにしてたんですよ?だから罰としてしばらくはなし、です。それとウチの食べたいもん、しばらく作って
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