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名探偵と料理人
第十一話 -エピソード ONE 小さくなった名探偵-
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明を龍斗と紅葉さんに話した。

「……こら。おどろいたなあ。まさか人がちっちゃくなるなんて」
「人の忠告はしっかり聞いて実行しなよ?新ちゃん……」

く、昨日言われたことがまさか実際起こるとは夢にも思わねえよ。

「新一ー!いるの!?」

やばい、蘭が来た!!

「龍斗!オメーらにはばれたのはしゃーねえがこの事は蘭には!」
「ああ、俺から蘭ちゃんには黙っておくよ。紅葉もいいな?」
「そやね。これはウチらがどうこういうことやないね」

蘭がその後書斎に入ってきて、オレは阿笠博士の親戚の江戸川コナンということになった。
俺の預かり先の話になったが博士の機転で奴らの情報を探るのに有利な探偵事務所をやっている蘭の家に転がり込むことになった。蘭の家に帰る間際に「困ったらいつでも協力するよ」と、蘭に聞こえないように龍斗に言われた。わりいな、龍斗。











「まさか、こんなことになるんとは思わへんかったわ」
「そうだね。でもこれから色んなことが起こるさ」

新ちゃんもとい、コナン君が蘭ちゃんに連れられて毛利探偵事務所に帰って行った。新ちゃんの居場所に聞かれたが事件の調査があるからと荷物を持って出て行ったと伝えると、怒りが再燃したのかすごい表情になっていた。コナン君が怯えているのを見てすぐに抑えたが。
残っていた博士に挨拶をして、家に戻った。俺達は雨がいつの間にかやんだ空を見上げながら縁側に座ってさっきのことについて語っていた。

「そうなん?……たしかにそうなんやろな。でもここからは黙ってみてるわけやないやろ?」
「まあね。小さくなったことで不便なことが多々あるだろうしね……聞かないの?なんで知ってたか」
「龍斗が言わないってことは言う必要のないことってことやろ?なんでもかんでも共有することが美徳ってわけやないんやから無理にきかへんよ」
「……まったく、敵わないな」

さて、と。これから大変だろうけど、頑張れよ?新ちゃん。
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