第二部 Re:ゼロ編
第一章
4.異世界突入
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不満の声を発した
「これからが本番さ、覚悟しろよ…」
思いっきり強がる
そして笑みを作り、カシャリと鳴らす
「そうね、これからが本番よね」
全く変わらない速度で走って来る
…ヤバいヤバいヤバいヤバ…
「そこまでだ」
上から声がした
そう気付いた時には天井が崩れ人が振って来た
「…衛兵?」
腰に帯びている剣から何と無く予想できた
「その通りだよ、少年」
そこからの戦闘は恐ろしいものだった
縦横無尽に駆け、跳ぶ女と落ちていたごく普通の剣で捌く男
「ラインハルトは私が治療術を使っているから本領を発揮できないの」
体中痛みが走るが何とかエミリアの元へ行き、治療を受ける
「ライン…ハルト?ってどういう人なんだ?」
予備知識の無いボクは遠慮無く聞く
「アストレア家…剣聖の家系よ」
「うん、凄く強い事はよくわかる」
女の攻撃は一度も身体を捉えず、剣同士がぶつかって火花を散らしている
私があなた治療を終えたら彼に言って と囁かれた
「もうボクは大丈夫、後は休んでて」
「え…だ、駄目よまだおわ…」
「衛兵さん、よろしくお願いします!」
思いっきり叫んだら体中が痛かったo( _ _ )o
「…あら、ようやく本気のようね」
「あぁ、もちろんだ」
二人の短いやり取り、そして
「腹腸《はらわた》狩り、エルザ・グランヒルテ」
「剣聖の家系、ラインハルト・バーン・アストレア」
お互いに名乗り、直後にラインハルトの剣から出てた閃光が爆発した
激しい衝撃のあまり吹き飛ばされるのを掴まってやり過ごす
正直、傷口が開いて痛かったo( _ _ )o
衝撃がおさまり、ラインハルトに歩み寄る
「今の…どうやったんだよぅ」
「どうって剣にマナを纏わせて解放しただけさ」
当たり前の様にそう言った
「…魔法、在ったのかよ…」
ため息混じりに、呆れながら言った
そこでようやく落ち着いて辺りを見渡した
盗品蔵の原型はもう無く、月が見えて瓦礫が床に積もっている
「こりゃまたド派手にやったねぇ」
「それは流石に少し傷つくよ、少年」
にしても都合よく衛兵さんが来たもんだ
「生憎、今日は非番でね」
うん、まぁ大体納得した
「これは流石に飛んでったんじゃないかなぁ」
瓦礫の周りを歩いていたら
ガラッ
「少年、危ない!」
瓦礫を退かしてこちらを見ているエルザがいた
すかさずエミリアを突き飛ばし、巨大なこんぼうを持つ
「狙いはぁ…」
さっきの名乗った二つ名なら!
「腹ァ!」
縦に構え、腹部を覆った直後に衝撃
視界に火花が見え、舌打ちをするエルザが見えた
「今回はこのくらいにしてあげる」
バク宙をして柱に乗った
ボロボロなのによくそんな動きが出来るね
「それまでせいぜい、腹腸を可愛がっておくことね」
そ
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