第二部 Re:ゼロ編
第一章
4.異世界突入
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「もし危なかったら…」
「大丈夫、分かってるわよ…おやすみ、無理させてごめんね」
パックは徐々に薄れていき、消えた
「あらあらまぁ…もうおしまいなの?」
今度はエミリアに目標を絞るようだ
エルザは靴底と一緒に足の裏も切ったようだ
「痛くねぇのかよ…」
「痛いわぁ…血が流れてるから生きてる気がしていいのだけどね」
ククリナイフの様な武器で氷を切り付け、それを傷口に付ける
…これで強引な止血は終了した
…このままじゃ全滅するよな
ここで真っ先に考えたこと
@フェルトを逃がす
A盗品の剣を使って加勢
B時間を稼いで救援を待つ
これ以上にいい考えは浮かばなかった
未だに唖然としているフェルトに駆けより
「フェルト、なんとかして時間を稼ぐから逃げろ」
「ふざけんな!ロム爺を残して惨めに逃げろってかよ!?」
「あぁそうだ!お前が逃げて衛兵とか警察呼んで来い!」
「…なんでアタシが…」
「お前だけが頼りなんだ…頼んだ!」
そうこうしている内にロム爺も加勢している
巨大なこんぼうを片手で振り回し、ほぼ互角の戦闘見える
「うぉおおお!」
何も持たず突進する
ロム爺のこんぼうにナイフが突き刺さった直後に全体重と速度を乗せたストレート
…が届くことは無かった
ロム爺を蹴り飛ばし、自由になったナイフを突き付けて来たからだ
身体を捻り回避、速度を殺さず両腕を掴む
「今だ!」
僅かな隙を有効利用することにした
一瞬、戸惑う素振り そして走り出した
「簡単に逃がすとは思った?」
左手からピックが投げられるが、床にあるテーブルを蹴り上げガード
残る右手だが恐らくこちらが力負けするだろう…
後ろ向きな気持ちになると同時に足を払われた
背中から倒れ込み、バク転の要領で距離を取る
「あら…あなたって意外と動けるのね」
「あんた程素早くないがな」
…ジリジリと後ろに移動して、そこにある物に触れる
これで準備はOKだ
「あなたが何を企んでいるか分からないけど…」
「相手は俺だけじゃなんいじゃねぇの?」
ロム爺がこんぼうを水平になぎ払い、エミリアがその上に氷を打ち出す
上に回避したのだが氷は掠めるのみだった
「まだだッ!」
触れた物を糸で引っ張るように手に納める
そこにある物は二本の剣…
いわゆる二刀流で圧倒しよう という作戦だ
「セァアア!」
右手の右水平切り、左手からの突きからの右斜め切り上げ…
32連撃を叩き込んだ
ナイフは6本折り、浅く身体を傷付けた
「これでやられないとか…化け物かよ」
「それはこちらの台詞よ」
ある程度疲労したが動けない程ではない
そろそろ月が頂点に達するころだ
ロム爺は軽く負傷したため離脱、その治療するためエミリアも離脱した
「…もう終わり?」
余裕で
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