第二部 Re:ゼロ編
第一章
4.異世界突入
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る彼女…
「あ、頭を下げるのはやめてくれよ…」
「こうするべきだって思うのよ」
…参ったなぁ(-_-)
「分かった…一つだけお願いしてもいいかな?」
「べつにいいわよ」
僅かな間を置いて
「私に出来ることならって条件着きだけど」
あらやだ可愛い…(^ω^
「それなら名前を教えてもらってもいいかな?」
キョトンとした様子…直後、突然笑いだし
「エミリア」
「え?」
「私、エミリア。ただのエミリアよ」
笑う姿も美しく可愛らしい…
「僕は神月亮…カミヅキって呼んでよ」
これでこの件はおしまい!
ん?続きが気になるのかい?
しょうがないなぁ…
その後は貧民街に行ってとある店に立ち寄った
「げっ…」
「うわぁ…」
金髪小柄な女の子がスキンヘッドの大柄なオッサンといたのだ
そこでも軽い口喧嘩が勃発
スキンヘッドはロム爺と呼ばれているそうだ
喧嘩してる脇で軽く雑談してたよ…
「次からは盗まれるなよっ」
「あなたに言われたくないんだけど」
ようやく一段落かな
安心したのもつかの間
背後からギラリと輝く何かが見えた
「エミリア!後ろ!」
直後、ナイフらしき物が振り下ろされた
…が、氷の盾に阻まれて本人には届かなかった
「なかなかどうして」
聞き覚えのない声がした
「危機一髪だよ」
エミリアの長い髪の間から小指程の猫が飛び出した
「まさか本人が来るとは…」
ゆっくりした口調で切り付けた女が言った
「交渉決裂ね」
ニコッと笑う
その笑みはこちらをゾッとさせるのに充分だった
黒く湾曲した刃物をヌルリと突きつけてくる
エミリアはそれを難無く防ぐ
先程の氷の盾とあの猫が氷を打ち出して攻撃する
「…このまま押しきれるか」
「いや、これは精霊が消えるまでの時間の勝負じゃ」
「それにしてもやるなぁ、女の子なのに」
精霊(らしい)が氷を打ち出しながらそう言う
「あら、女の子扱いされたのはいつぶりかしらぁ?」
全てを回避している彼女は余裕のようだ
「僕からしたらみんな赤ん坊だよ」
攻撃をやめる気配も無く徐々に床が凍る
…なるほど、狙いはこれか
そして氷に足を取られた彼女だった
「僕だって無意味に攻撃してた訳じゃないんだよ」
「してやられたって訳ね」
どうやら戦闘も大詰め…何とかなったかな
「それじゃあ、おやすみ〜」
尖った氷の波が彼女を襲う
…その寸前
靴の底を切り、バク宙でその波を避けた
「女の子なんだからボク、そういうの良くないと思うんだよねぇ」
波は店…盗品蔵の壁にぶつかって止まった
「パック、大丈夫?」
エミリアは心配そうに聞く
「ごめん、とっても眠いや」
伸びと欠伸をしながら返した
…時間切れ か
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