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ヘタリア学園
第六千八百五十六話  恒例行事も慣れてないと

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第六千八百五十六話  恒例行事も慣れてないと
 自国の選手へのネットでの集団抗議についてカナダは頭を抱えていました。
「うう、正々堂々とやってる筈なのに」
「何でこうなるんだ?」
 クマ二郎さんも呆然となっています。
「正々堂々と勝って相手は失格だろう」
「そうなんだけれど」
「勝ったら駄目だったのか?」
「そんなルールない筈だよ」
 カナダはクマ二郎さんに頭を抱えたまま応えました。
「それでどうしてここまで叩かれるの、僕の選手の人が」
「これが韓国のスポーツか」
「韓国がトップにならないと駄目なのかな」
「魔法のランプや不思議な空調か」
 クマ二郎さんはあのアジア大会のことをお話に出しました。
「どっちも凄かったな」
「僕達見ていただけだけれどね」
「しかし今回は直に受けた」
「わかっていても僕には辛いよ」
 大人しくて繊細なカナダにとってはですy。
「どうしたらいいかな、クマ六さん」
「ロシアみたいに爆撃機防空識別圏に飛ばしてみたらどうだ」
「僕そんな兵器持ってないから」
 実は軍隊はあまり目立たないカナダです、だからロシアみたいなそんな強烈な意思表示も出来ないので余計に困っているのです。性格的にもロシアみたいなことは出来ないですし。


第六千八百五十六話   完


                      2018・2・15
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