129背乗り
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「「あんぎゃあああああっ!!」」
半年以上使用されていない屋外プール。それも一回ペギラが来て冷凍され、半分凍った水の中に叩き込まれた二人。
下着姿でどうにか這い上がっても、仄の暗い水の中から這い出たので全身緑色。
ちっこい方のウェディングドレスは、サイズが合わなかったので捨てられ、サイズが大きい方が奪われ、邪魔なので死なない程度に屋上プールに叩き込まれた。
温水プールもあって、温泉施設も有るのに、わざわざ藻が繁殖した屋上の冷凍プールに叩き込んだ鬼。
「ゲホッ、な、何で私達プールで泳いでるの?」
「あ、あの…… 私の前に真琴ちゃん、いえ、純血の妖狐の真琴様が来て、「アタシにもドレス出せ」って言って、それから、それから…… イヤアアアアアッ!」
存在ごと消されたり、指一本で秘孔でも突かれて爆散したりしなかったが、妖狐の本来の居場所、祐一の隣で本妻として結婚式をする、と言う目的を果たしてご満悦のマコピー。
02(オニ)が本性現して15(イチゴ)さん睨んだみたいに、真っ黒な顔で目だけ赤く光っているのを見せられ、もし15さんみたいにぶん殴ったり頬引っ叩いていたら、肉の塊とかアルコールのような揮発成分に錬金され、蒸気になっていた若教主様。
祐一きゅんの花嫁の位置に最も近かった、佐祐理とか偽マコピーで若教主様は、その場所を乗っ取って入れ替わられた。
昨日の佐祐理は、ガチレズなので本気の挙式ではなく、偽装結婚だと獣の本能で気付いていたのでマジ破壊しなかったが、今日の元沢渡真琴さんはガチ勢だと知っていたので入れ替わった。
もし秋子ちゃんに注意されていなければ、マジ入れ替わりされていて、脳みそ食われて記憶も奪われ、戸籍も身分も何もかも背乗りされていた。
前ナントカ言う政党の党首さんみたいに、お父さん鉄道自殺したのに鉄道マニア。
北の訛でネイティブハングルの発音で演説まで出来て、外国人献金疑惑もオモニと呼んでいる実の母からずっと献金を受けていて、北に行くと現地妻か接待用の女性政治局員がついている人物でも、日本の国会議員になれるぐらいの巧妙な背乗りをされていた。
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