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KANON 終わらない悪夢
129背乗り
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度は着たきりではなく、白いタキシードに着替えさせられるので、一旦退場。

「それでは、ご来場の皆様、先々代ご当主のお嬢様と、若教主様の再度ご入場ですっ」
 若教主様は、お召し替えが終わると何故か上機嫌だった。
「フフンフンフ〜〜ン♪」
 歩き方もガサツでふらふらして真っ直ぐ歩かず、視線もキョロキョロして、いつもの落ち着きがない。
 ハイヒールなんか慣れてないのか歩けないのか、踵が低い白い靴で来て、それでもいつもの中学生みたいなチンチクリンじゃなくて、さっきより少し背が高くて、鼻歌まで歌っていて超ゴキゲン。
 さっきまで一緒にいた、警護役の月宮の術者とかも行方不明。
 ちっこい方の真琴の衣装では、服のサイズが合わなかったのか、似たようなサイズのチョロインさんも行方不明。
(ま、まさか……)
 祐一キュンは最悪の状態を予測してブルった。膝までガックガク笑い始めて、普通に立っていられなくなった。
「ニャウ〜〜」
 いつものお付きの陰獣にも挨拶されてしまった祐一きゅん。月宮真琴さんは猫なんか連れていない。

 現在、妖狐マコピーが使用できる能力一覧。ゴージャスさゆりんと同じ支配系の術、キチェサージャリアンな歌声。舞の転移系の術、母親を治す回復系の魔法。美汐が使った自分の姿や声を美汐にする術、電術、拘束術、目を盗む系統の消える術、鎧武者の操縦。栞のポケットからなんでも盗み出す4次元技、縮地、氷のブレス、アナザーディメンション。名雪の記憶消去系の術、平時でも100メートル7秒台の俊足。秋子の集団催眠、転移、千里眼、波紋疾走。天使の人形が使った影縫い、不動金縛り、幽霊をカズヤのアニキとして分体を入れてみたり、自分の分体を魔物や精霊として使役する魔法。ぴろを猫形状で具現化して、アルターとかスタンドとしてオラオラする能力(大きさ制限なし)があった。
 とりあえず一回見た術や魔法は、北斗新影斬?とか鑢七実さんの見稽古で見切ったマコピー。
 もし舞が居なくなっても、マコピーさえいれば、あゆの体でもなんでも完全修復。
 信者の祈りでもかき集めればオッケーな状態なので、あえて言うなら舞が居ると復活の邪魔になる。
 この場所に来ようと思えば、近所のSSのエスパー少女琴音ちゃんのように「藤田浩之さんがいる場所」と願うだけで、現在位置不明でも平気でテレポートしてくる、悪質なテレポーターだった。
 黄金聖闘士とかモーターヘッド、ゴシックメイドみたいに光速移動もオッケー。
 まず結婚式会場に乗り込んでも、栞や美汐や舞のような怪獣大騒ぎもせず、若教主様の取り巻きなど一瞬で黙らせて不動金縛り、本家の当主でも術者でもワンパンも入れないで瞬殺。
「その女(沢渡真琴)と、ぜひ入れ替わりたい」
 などと7年間も思い詰めていた、化け物で悪鬼羅刹で荒ぶる神なら、偽マ
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