129背乗り
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に捧げて、あゆを復活させるような選択肢しかない。
運命の少年で半分血が繋がった弟を、あゆに奪われて連れ去られる、という選択肢は、舞の中にも存在しない。
弟の「生きていてさえいればそれで良い」と言う願いも、舞は受け入れない。
あゆが生き返ったりすると、すぐに呪いを掛けて殺す。それが舞という存在。
名雪のように日が当たる場所で育って、この世のケガレなど何一つとして見ずに育ったのとは違い、人間の汚れた部分や汚らしい側面だけ見て育てられた、蠱毒の壺の中にいる魔物。
別の魔物が壺に入って来れば迷わず殺す。
椿の間
窓から差し込む太陽光が激減し、夕方から即座に日没した世界。
裂け目から太陽は転げ落ちなかったが、セットの隙間から巨大な天使の人形が見えたり、天孫さんが割れた所を合わせたり、縫い目を作って裂けた部分を引き寄せるのが、天文台などで観測された、らしい。
委員長一族のように、一部の頭が良い物分りも良さそうな人物は、この世界が現在どういった状況なのかも把握し始めた。
騒ぎの後、神前結婚?が終わり、変なグルグルが入った宗教衣装を着替えに行った真琴とチョロインさん。
周囲の術者も不動金縛りなどを解かれて退場した。
(さて、また騒ぎを起こしそうだから、姉さんは佐祐理お姉ちゃんに預かってて貰おうかな?)
「ええ、佐祐理は構いませんけど」
佐祐理に最強の魔物を抑えられるかどうかは分からないが、体内に入れてしまえば、佐祐理を殺して体を裂いてまで出てこない舞の魔物達。
同居したり改装される特典として、多少頭が良くなったり、草木や粘菌とのネットワークに接続できたり、接続先で分体を操作できたりするかもしれない。
だが、佐祐理なら最大の特典「栗が巨大化して男性化したり、自分の受精卵を他人に托卵できる」のが追加される。
佐祐理的には男になりたい訳ではないが、女の子の中に出たり入ったり、中をかき混ぜたり、自分の受精卵を托卵(祐一の精子は必要)出来ると、双頭ディルドーとか電マだけに頼らないでも、女の子を満足させるのも可能になる。
舞の胴体の魔物だけで不足すれば、祐一の中に佐祐理の胴体の霊体を移動させて、股間をゴッシゴッシ擦り立てると、栗が鍛えられて、舞みたいに巨大化もする。
「まあ、そんな特典が(///)」
一応佐祐理的には願ったり叶ったりする案件らしく、顔を赤らめて喜んだ。
毎回舞と合体するのも、アクエリオン的に「気持ち良いっ」らしく、弟に嫌われて打ちひしがれている舞にチューして、胴体の嫉妬の魔物も吸い出した。
「さあ、舞の胴体さん、佐祐理の中に来て」
「うん……」
この二人は中身を入れ替えてイチャイチャ、ラブラブするのは普通の行為になったので、衆人環視の中で公然と中身が入れ替わった。
祐一も今
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