暁 〜小説投稿サイト〜
儚き想い、されど永遠の想い
311部分:第二十三話 告白その十二
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
素晴らしいものとのことです」
「確かお茶には」
「ビタミンというものが多くあるのです」
「ビタミンですか」
「身体を健康にするものです」
 簡単にだ。義正はビタミンについてこう説明した。
「それが抹茶には多くあるのです」
「だからですね」
「はい、ですから」
「二人で飲んで」
「身体を労わりましょう」
 その為にもだ。抹茶を飲もうというのだ。
 それを話してだった。義正は。
 真理のその白い手を取った。そしてであった。
 真理も受けてだ。立ち上がった。そのまま。
「洋室ですが宜しいですね」
「御願いします」
 お互いにだ。笑みで言葉と心を交えさせて。
 茶、その日本の茶を淹れてだ。二人で飲んだのだった。それは西洋の中でもだ。確かな日本の味がそこにはあった。それが真理の心を和やかにもさせた。


第二十三話   完


                2011・8・30

[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ