暁 〜小説投稿サイト〜
名探偵と料理人
第七話 -世界大会、他色々-
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のインタビュアーが水無怜奈だったことだ。もうこの時期からアナウンサーやってたのか。すこしぎこちなくなってしまったが無難にやり過ごし帰路についた。ホイホイお菓子を上げてしまって、それがスタジオで大絶賛されてしまうという後日談があるが、まあそれほど問題はない…はず?


「龍斗、おめでとう!本当にやりやがって!!」
「龍斗君、おめでとう!いやー、幼馴染として鼻が高い!!」
「お疲れ様、そしておめでとう!龍斗君」

帰国した日は休日だったのでゆっくりできるかなと思っていたら家に幼馴染み三人組が来た。

「なあなあ、聞いてくれよ龍斗。レイがな。あのエドって記者を本格的に訴えることにしたってよ!しかも自分で記者会見を開いて、『あの幼いジャパニーズボーイが奮い立たせてくれた!自分と、そして周りを嘘の言葉で傷つけたあの悪魔と断固として戦い、潔白を示す!』って。奥さんと一緒に出てたんだ!あの疑惑が出てから憔悴していたレイがあんな堂々としてたのは龍斗の言葉が届いてたからだぜ!ありがとうな!!龍斗!」
「流石に、つい最近に親友があんなに怒っていた相手が目の前に出てきたんだ。まだ子供だから感情的に相手を攻めてしまうのも仕方ないだろ?」
「子供って……他にも一斉にあいつに記事を書かれて不遇な目にあったスポーツ選手が裁判を起こしているそうだぜ。近々被害者の会が結成されるって噂だ」
「なんか、大ごとになっちゃったな」
「当然の報いだぜ!因果応報ってやつだな!!」
「よし、じゃあこの世界一のパティシエが美味しい美味しいスイーツを幼馴染みの君たちに振る舞ってあげよう!」

そういって、楽しそうにしている三人の声を背に俺はキッチンへと向かっていった。








「ホンマに世界一になったんやな……ウチもがんばらな。おめでとう、龍斗クン」
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