第六話 -小学校卒業までの色々-
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」
どうやら応酬は続き、坂本君はそのまま走り去っていった。蘭ちゃんが「ホントの事だもん」と言うと園子ちゃんは興奮冷めやらぬなのか、プンプンしながら
「なんであんたは何も言ってあげないのよ!蘭ちゃんの事なんだからガツンと言ってあげなさいよ!」
「オレには関係ねーから」
1人前に歩いていた新ちゃんにそう言ったが冷めた返事しか返ってこなかった。俺に何も言わないのは…
「もう!龍斗君!!明日大介に説教してあげて!!」
まあこうなるわけだ。俺が言うと子供の言い合いじゃなくて説教になることを自覚がなくても察してるっぽいな、園子ちゃん。
「わかった。明日学校にいたときに言っておくよ。それにしても」
「友達のために本気で怒れる園子ちゃんはいい子だよね。うん、いい恋人ができるよ!」
「お願いね!それから何恥ずかしいこと言ってるのよ!」
「褒めてるんだよ?」
っと、そうだ。
「ごめん、二人とも。新ちゃんに言わないといけないことがあるからちょっと追いかけるね」
「え?うん」
「じゃあね、ふたりともまた明日ね。蘭ちゃんも元気出して」
「「また明日―」」
俺はそう言い、先に帰っている新ちゃんを追いかけた。しばらく走っていると無事彼に追いつくことができた。
「新ちゃん、どうする?」
「どうするって何をだよ」
「俺、新ちゃんが何もしないなら明日学校行って坂本君に説教して終わりにするよ?」
「……わーったよ。オレが大介と話をするから龍斗は何もしないでくれ」
「何か、手伝う?」
「いや、俺と大介と二人でやるから何も知らないふりして黙っててくれ」
「わかったよ……」
「……なににやにやしてんだよ」
「いやあ、ツンデレさんだなあってね」
「なんだそれ」
やっぱり、あんなこと言われているのに何もしない訳がないと思ったんだよな。今回は俺は何もしないで新ちゃんに任せよう。頑張れ未来の旦那さん。
「え?昨日英理さんが帰ってきた?」
「うん!七夕の日にね、お母さんが帰ってきたの!!……でも夜にまた喧嘩して出て行っちゃったけど。神様がお願い聞いてくれたんだよ!」
7月8日の登校中、蘭ちゃんが嬉しそうに言ってきた。はてさて、新ちゃんは何をしたのやら……お、前方にいるのは。
「毛利!」
「な、なによ!」
「こ、この前は悪かったな…お前の母ちゃん、美人だな!」
そういうと、顔を赤らめた坂本君はそのまま走り去っていった。
「なんなのあいつ?」
「さあ?」
素知らぬ顔で明後日の方向を見ている新ちゃん……任せて大正解だったな。
三年生になった。本当にコナン世界いるのかっていうくらい平和に成長しています……いや、原作の新ちゃんの遭遇率が異常なだけでこれが普通な
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