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名探偵と料理人
第五話 -さざ波の邂逅、他色々-
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「うん……じゃあ、分かれてさがそ?多分ナンパならさっきみたいに逆に子供を探しているって言えば諦めるだろうし」
「そうね、30分探して見つからなかったら一度ここに集合しましょう」
「わかった!」

そういって、俺は有希子さんと別れ二人を探すことにした。さてと俺も行きますかね。30分探し、有希子さんは蘭ちゃんの方は見つけたみたいで新ちゃんを探すように伝えたそうだ。……ふむ、あんまり人がいる所で力、今回は聴覚のリミッターを外すのは痛いからあんまりしたくないけど。流石に時間かかってるしね……『ねえねえ、一緒に遊ぼうぜ…』『あー、きっもちいい!!』『やっぱ、海と言えば焼きそば!』『今夜は…』『ボ、ボクは…工藤新一!シャーロックホームズの弟子だ!』お。これかな。場所は……蘭ちゃんも近づいるな……!?っち!










「小僧!さっきはよくもやってくれたな!!」
「あんたらが焼きそばの容器にハエを入れてただ飯食おうとしてたのがわるいんだろうが!」

ほう、このボウヤ。さっきのことといい、本当に面白いな。無鉄砲で真っ直ぐで正義感があって。それに好奇心旺盛で疑問に思ったことは知るまで追及をやめない姿勢……っふ。誰かを見ているようだな。
だがこのような輩にそんな言葉を投げかければ……

「お前がチクんなければばれなかったんだよ!」

全く、子供相手に無茶をする。ここは止めるかね……ん?後ろから少年が走って……っ!!?絡んでいた男の後ろにいた仲間の頭に飛び乗っただと?!なんて跳躍力!!それに少年が乗ったことにきづかないのはどういうことだ!?いや、それは後回しでまずはこの男からだ。

「悪いが、このボウヤは俺の連れでね……」










「悪いが、このボウヤは俺の連れでね。手出しは無用に願いたい。それでもというなら、相手になろう……目をえぐられ、そして君の連れはその少年に頭蓋を砕かれる覚悟があるのならね」
「え?」

そう、帽子の男性がいうと全員が俺の方に目を向け驚愕していた。そりゃそうだ。小1の男の子が大の男の上に立ってすぐにでも拳を振り下ろせる体勢でいたのだから。

「し、失礼しました―――!」

男たちはそういうとしっぽを巻いて逃げて行った。俺は逃走を始めた男の頭の上からひらりと飛び降りると蘭ちゃんと新ちゃんの前に飛び降りた。

「あいかわっらず猿みたいな身のこなしだな龍斗」
「猿……まあ関係もなくもないかな」
「は?」
「いやなんでもないよ。それにしても新ちゃん。有希子さんから席で待ってるように言われてたでしょうが」
「……あ。い、いやオメーが悪いんだぞ。あの説教のせいで完全に忘れてたじゃねえか!!」
「え、へ、あ。な、なんかごめん?いや、おかしくないかそれ?
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